
【新潟大賞典(G3)展望】ステファノス参戦で激震!? 強い4歳世代が実績ある古豪との直接対決に挑む!

ゴールデンウイーク最終日の新潟競馬場メインレースはハンデ重賞の新潟大賞典(G3)。ハンデ重賞という事もあって近年は10番人気以下の馬が連対するなど波乱の決着が多く馬券的な注目度も高いが、今年は世代間での熱い戦いもありそうで注目度はさらに上がるだろう。
3連勝で小倉大賞典(G3)を制したトリオンフ(セ4、栗東・須貝厩舎)の重賞2勝目となるか注目したい。初めてのG1挑戦となった前走の大阪杯(G1)ではレースの中盤から進出を開始すると先頭に並びかけて見せ場は作れた。着順は8着に敗れているがスタートでの遅れが影響したことが大きかったと考えれば、これから先も通用する手応えを掴んだレースとなったはずだ。今回は前走同様に斤量57㎏を背負ってのレースとなり、初めての重賞勝ちとなった小倉大賞典(G3)よりも難しいレース。また、初めての左回りへの対応も重要なポイントとなるが、これから先もG1戦線で戦っていくためには克服しなければならない課題なるだろう。
レース展開のカギを握る存在となりそうなマイスタイル(牡4、栗東・昆厩舎)は、重賞未勝利ながら通用する能力がありそうだ。昨年の日本ダービー(G1)では積極果敢な逃げの策に打って出るとレイデオロ、スワーブリチャードに最後まで抵抗し4着に粘りこみを見せている。長期休養明けとなった前走の福島民報杯(OP)ではハイペースの展開で早め先頭に立つ厳しい流れとなったが、持ち前の粘り強さで2着は確保。復帰戦としては上々の成績を残し中距離戦への適性の高さを改めて証明した。ハンデ重賞となるここでは実績馬にはハンデが課されるだけに、マイペースでの先行策となれば押し切ることも十分考えられる。
昨年の香港C(G1)以来のレースとなるステファノス(牡7、栗東・藤原厩舎)だが、今年は春のG1戦線には向かわずここに照準を定めた。ここまでG1勝利こそ無いものの昨年の大阪杯(G1)2着や一昨年の天皇賞・秋(G1)での3着など出走予定メンバー内では断然の実績を持つだけに、3年以上勝利から遠ざかっているがトップハンデ58㎏も仕方のないところだろう。今年で7歳とベテランの域に達してはいるが、良績の多い左回りで得意の中距離戦ならば、4歳世代に立ちはだかり久しぶりの勝利を勝ち取ることも十分可能なはずだ。
PICK UP
Ranking
11:30更新皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
ドゥラメンテ「最後の大物」出現なるか。わずか4世代から三冠牝馬リバティアイランドやG1・3勝タイトルホルダー「伝説」の最終世代をピックアップ
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 何故「JRAモレイラ」は誕生しなかったのか……号泣した香港No.1騎手の「今後」と識者が語った騎手試験の「真相」とは
- 競馬場のはずが何故か「刑務所」に……”コワモテ”調教師の珍エピソード爆笑も、中には「本物のコワモテ」に目をつけられてしまった人も……
- 武豊が「告白」キタサンブラックによる宝塚記念(G1)の歴史的大敗劇で「何」があったのか……騒動が去った今だからこそ語られた「真相」<1>
- JRA歴代G1最多コパノリッキーの「真実」。Dr.コパが語った武豊騎手引退式「爆弾発言」と田辺騎手「作戦会議in銀座」