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日本ダービー2着エポカドーロ「世代最強」を送り出した「厩舎力」……藤原英昭調教師の「神業」で秋の主役へ


 クラシック二冠にあと一歩だったエポカドーロであったが、しかし、こんなタフな馬を作る藤原英昭厩舎は、どういう厩舎なのだろうか。

「藤原英昭調教師は、昭和40年生まれで、同志社大学の馬術部出身です。競馬はやってないんですね。同じ馬を扱うのでも、片やスピード競技、片やフィジカルだけでなく芸術的な演技も争う競技です。まったく異なるジャンルなのですが、藤原英昭氏は大学卒業後の1989年に星川薫厩舎の調教助手として入ります。調教師免許は2000年に取得。助手になってから11年で取得するのは早いほうかもしれません。相当の苦労が予想できますね。2001年に星川厩舎を引き継ぐ形で藤原英昭厩舎を開業し現在にいたります」(競馬ライター)

 藤原英厩舎の成績は、初年度15勝を挙げ、2008年に44勝を挙げてリーディングトレーナー3位に。2013年53勝を挙げて2位。2017年も55勝で2位。そして2018年の5月現在、1位を独走している。

 馬を丁寧に作り上げる藤原英厩舎と言われているが、まさにリーディングの実績を見ると地道に一歩一歩確実に登って行っている。

「藤原英厩舎は、馬を第一に考えて、馬に合わせた調教を考える厩舎です。入厩してきた馬を担当した厩務員さんが何年目であろうが自分で考えさせてメニューを作る。合わなければ、足りなければ、何が必要なのかを考えてメニューを変えていく。藤原英厩舎は、馬も育てますが、人間も育てます」(同ライター)

 さて、馬を作る力がどこから来るのであるか?であるが、藤原英調教師のポリシーから来ていると思われる。「一戦必勝」というポリシー。馬を100%に仕上げるために、使う日から逆算して馬を休ませるという話。休み明けはどんなに間隔が開いても勝率がいい。

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