
【小倉記念(G3)展望】武豊トリオンフ、ストロングタイタン、そして……!? ハンデを課せられた3頭による争い、一筋縄ではいかない夏重賞を制するのは

サマー2000シリーズの第3戦小倉記念(G3)が5日(日)の小倉競馬場で開催される。ここまでのサマー2000シリーズの結果を見ても、1番人気に推された馬が3着以下に敗れているように、夏のハンデ重賞は波乱傾向が非常に強い。そんな中、同じハンデ重賞として開催される小倉記念(G3)ではトップハンデとなる57㎏の斤量を課せられた3頭が熾烈な争いを繰り広げそうだ。
サトノクロニクル(牡4、栗東・池江厩舎)は久しぶりのレースとなるが、ここまでの実績を考えれば凡走は考えにくい。今年の春は長距離路線でのレースを選択し経験を積んでおり、決して得意とは言えない距離ながら阪神大賞典(G2)では2着に好走するなど高い能力を有している。昨年末にはチャレンジカップ(G3)を制するなど過去の成績からは2000m前後の中距離戦がベストな条件となりそうで、今回の大幅な距離短縮は好結果をもたらしてくれそうだ。初めての小倉競馬場でのレースとなるがチャレンジカップ(G3)やセントライト記念(G2)では好位からの競馬もできており、器用なタイプなので小回りコースへの対応は問題ないだろう。重賞2勝目を手に入れて秋への飛躍のきっかけにしたいレースとすることはできるだろうか。

同厩舎のストロングタイタン(牡5、栗東・池江厩舎)にも注目したい。昨年の小倉競馬場での小倉大賞典(G3)と小倉記念(G3)ではそれぞれ1番人気となるもその期待に応えることができなかった。昨年は結果を残すことができなかったが小倉競馬場でのレースだったが3年前のデビュー戦、一昨年の足立山特別(500万下)、玄海特別(1000万下)を勝利しているようにむしろ得意といえるコース。前走の宝塚記念(G1)は格上相手に11着となっているが、2走前の鳴尾記念(G3)ではコースレーコードを更新して重賞初制覇を達成しているように、G3に戻れば力は上位となるはずだ。昨年よりも厳しい条件での出走となるが。持ち前の先行力を活かした競馬が出来れば昨年のリベンジは十分できるはず。
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