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JRA福永祐一「出世レース」野路菊Sで連勝に導いた好素質カテドラル……落馬、頭蓋骨骨折の容態は?

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 同馬を管理するのは、2015年の開業初年度から昨年までの3年間、毎年20勝超えと中堅調教師並みの数字を誇る若手調教師の池添学氏。皆さんもご存知の池添謙一騎手の弟である。父は現役調教師の池添兼雄氏。同師は兄同様ジョッキーを目指していたが、家族の中でも一人だけ体が大かったため騎手への道を断念し、父から調教師の道を進められ目指すこととなった。大学では馬術部で技術を学び、卒業後はノーザンファームに従事し、その後、厩務員と調教助手を経て2015年に調教師となった。ノーザンファームに勤めていたこともあり、ここ数年はブエナビスタ、ビワハイジ、ハープスター、ヴァーミリアンなどの兄弟・子供たちをはじめ、週末のローズSで2着したサラキアなど、錚々たる良血馬を預託されている期待の有望調教師である。

 今回のレース後、同馬を勝利に導いた鞍上の福永祐一騎手からは「とにかく勝ちにこだわり、道中で逃げる競馬を選択しました。レース経験が浅いため物見もしていましたが逃げを打つにはいい方に出ました。久々で多少馬体に余裕があったのも影響してか最後は少し苦しくなりましたが、それでも迫ってきた2着馬に抜かせなかったのだからたいしたものです。これで次のレース選択も幅が出ますし先々まで楽しみです」と初めての戦法でも臨機応変に対応し勝利した同馬を褒めたたえた。福永騎手は翌16日の阪神6Rで落馬、後に頭蓋骨骨折が判明し、17日は騎乗なし。ファンも大変に心配したが、「診断名によって、みなさまに過度な心配をおかけしましたが、程度として軽いものでした」「状態が安定していれば、騎乗を許可する診断書をもらえる見込みです。今後の経過次第ではありますが、今週末(22、23日)も騎乗できる見込みです」と無事を報告。無理をしてほしくはないが、とりあえずは安心といったところだろうか。

カテドラルに話を戻す。池添学調教師は「体はまだ成長途上ですし、調教であまり追い込みすぎてはいけないと考えてびっしりとはやっていない仕上がり途上の状態でした。そんな状態でもしっかりと結果を出してくれたのですから本当にたいしたものです」と先々を見据えた調整にもかかわらず、大事な一戦を勝利した同馬を労った。

 同師いわく「この後は一旦リフレッシュ放牧に出し、状態を確認しながら次を考えます」と、カテドラルの今後のスケジュールは白紙の状態ながらも重賞戦線を見据えていることだろう。新馬戦に続き中距離戦で2戦2勝、そしてハーツクライ × デインヒルという血統背景を考慮すれば、昨年新設された2,000mの2歳G1ホープフルS、来春の牡馬3歳クラシック戦線が大目標となるはずだ。次走も要注目の一頭だ。

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