GJ > 競馬ニュース > 好素質カテドラル
NEW

JRA福永祐一「出世レース」野路菊Sで連勝に導いた好素質カテドラル……落馬、頭蓋骨骨折の容態は?

【この記事のキーワード】, , ,
JRA福永祐一「出世レース」野路菊Sで連勝に導いた好素質カテドラル......落馬、頭蓋骨骨折の容態は?の画像1

 9月15日の阪神競馬場、芝1,800mで行われた2歳オープンクラスの野路菊Sは、6頭立てと欧州競馬のような寂しい出走頭数となった。昨年の同レースの勝ち馬からは今年のダービー馬ワグネリアンが誕生している。

 1番人気は8月の小倉新馬戦で8馬身差をつけ圧勝した金子真人オーナー所有のジャスタウェイ産駒ヴェロックス。2番人気は中京新馬戦を快勝したハーツクライ産駒のカテドラル、3番人気には札幌新馬戦を快勝したモンテアーサーが支持された。他3頭は小倉2歳S、新潟2歳Sに出走はしているものの勝ち負けというよりは5着までの賞金取りの可能性が色濃かった。同レースは実質、新馬勝ちした1〜3番人気である3頭勝負の様相を呈した。

勝利したのは2番人気のカテドラル(2歳牡 栗東・池添学厩舎)だった。

 レースは好スタートを切ったC.ルメール騎手のモンテアーサーが先頭を伺ったのだが、そこは若駒のレース。カテドラルは少頭数ということもあって前に馬がいなかったため折り合いを欠いてしまった。鞍上の福永騎手もしばし宥めようとしたが、臨機応変な対応で思い切ってそのままハナに立ち逃げるという戦法。4コーナーを回ったあたりで逃げる同馬を目標としていたかのように、浜中騎手のヴェロックスは外目から追撃を開始。が、直線に入っても脚色が鈍ることのなかったカテドラルはヴェロックスを1/2馬身退ける。完勝といっていい内容だった。

 同馬は2016年2月9日生まれのノーザンファーム生産馬で、後に一口馬主クラブのキャロットクラブで4,000万円で募集された1頭。母アビラは独国産馬で繁殖牝馬として輸入され、2頭目の産駒から中央7勝・G3エルムS勝ちの半兄ジェベルムーサを輩出してはいるものの、その後の産駒には目立った活躍馬はいなかった。その母の7番子がカテドラルである。父はハーツクライ。父の産駒は9年目を迎えるが、ウインバリアシオンに始まり、ジャスタウェイ、ワンアンドオンリー、ヌーヴォレコルト、シュヴァルグラン、フェイムゲーム、リスグラシュー、そしてスワーヴリチャードと毎年コンスタントに活躍馬やG1級の大物を輩出している大人気種牡馬だ。

JRA福永祐一「出世レース」野路菊Sで連勝に導いた好素質カテドラル……落馬、頭蓋骨骨折の容態は?のページです。GJは、競馬、, , , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  3. 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
  6. 2017年競馬「流行語大賞」発表! 浜中俊騎手の「もういいでしょう」を退け『2017競馬・流行語大賞』に選ばれたのは……
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  9. JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
  10. 「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変