JRAルメール「JRA・G1最多勝&200勝へ」好騎乗連発川田将雅の「大きすぎる壁」に

天皇賞・秋(G1)は、2番人気のレイデオロ(牡4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が優勝。2着には後方から脚を伸ばしてきたサングレーザーが入線し、レースをリードしていたキセキは3着に終わっている。
逃げ馬不在といわれた今年の天皇賞・秋では、どの馬がレースを牽引するのかが注目されていた。そのレースで一時は好スタートでヴィブロスが先頭に立つも、すぐさま川田将雅騎手が騎乗するキセキが主導権を奪う。先頭に立ったキセキは11秒台のラップを刻み続けてレースを展開。最後の直線では脚をためていたレイデオロ、サングレーザーに交わされてしまったものの、殊勲の3着だったのは間違いない。
「逃げた経験のないキセキでほぼ同じラップを刻み、緩むことのないレースを作り上げた川田騎手の手腕はお見事でしたね。3着だったもののレースを支配していたのは間違いなくこのコンビだったと思います。この日、川田騎手は第8Rの精進湖特別(1000万下・芝2000m)でもダノンキングダムに騎乗して逃げて2着。川田騎手は早いうちに逃げることを決めており、ここで予習もしていたのかもしれません。
秋華賞(G1)でも川田騎手はミッキーチャームに騎乗してハナを奪い、2着するなど結果を残しています。自分でレースを作る騎乗が光っています」(競馬記者)
レース後、川田騎手は「前に行く馬がおらず、自分で組み立てる選択をしました」と語り、そして「勝ったのはダービー馬ですし、キセキも菊花賞馬としてのレースをしてくれました」と勝馬レイデオロを讃えつつ、好走した愛馬をねぎらっている。
今秋のG1戦線ではスプリンターズS(G1)をファインニードルで勝利し、秋華賞はミッキーチャームで2着、そして天皇賞・秋はキセキで3着と好調な成績を残している川田騎手。だが、その川田騎手の前に「大きすぎる壁」としてC.ルメール騎手が立ちふさがっている。
PICK UP
Ranking
23:30更新
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬- 「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA横山典弘「ポツン」について激白!「俺のポツンがあまり好まれていないことはわかってる」知られざる「2つ」のポツンと、それでも続ける理由とは
- 2017年競馬「流行語大賞」発表! 浜中俊騎手の「もういいでしょう」を退け『2017競馬・流行語大賞』に選ばれたのは……
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは















