GJ > 競馬ニュース > ダノンファンタジー「秘策」  > 2ページ目
NEW

JRA阪神JF(G1)ダノンファンタジーに「秘策」!? 15年間勝ち馬なし「絶望」のファンタジーS組データを覆す”マイル仕様”


 だが、今週はルメール騎手やM.デムーロが香港で騎乗するので、日本で騎乗する外国人騎手はダノンファンタジーのC.デムーロ騎手と、ベルスールのB.アブドゥラ騎手の2人だけ。日本人騎手の反撃はもちろん、外国人騎手が9週連続のバトンを繋げるかも注目だ。

 そして、両外国人騎手が騎乗するダノンファンタジーとベルスールの2頭がワンツーを飾ったのがファンタジーS(G3)だ。

 本レースはアルテミスS(G3)と並ぶ阪神JFの王道ローテとして定着しているが、実はファンタジーSと阪神JFを連勝したのは、2002年のピースオブワールドまで遡らなければならない。

 2006年に阪神競馬場が改修され、阪神JFが今の外回りコースで施行されるようになってからファンタジーSの勝ち馬の成績は【0.2.0.7】と、2着を確保したのは2006年のアストンマーチャンと、2011年のアイムユアーズだけ。人気を背負って敗れることも少なくないだけに、気になるデータだ。

「ファンタジーS組は1400mから1600mへの距離延長がネックといわれています。特に阪神外回りコースで行われるようになってからは『求められている能力の方向性が異なる』と認識されており、1400mで高いパフォーマンスを発揮したことで、逆に嫌われるケースも。

ダノンファンタジーの陣営もその点を考慮しており、あえてマイル戦を意識してゆっくり目の競馬をしたそうです。その辺りが本番でどう出るのかは注目ですね」(競馬記者)

 実際にファンタジーSのレース後、川田騎手は「1600mをイメージしてゆったりとした競馬をしました」話しており、中内田調教師も「無理について行かず、次の1600m(阪神JF)を意識しながら1つ(ポジションを)下げた競馬をしよう」と打ち合わせていたことを明かしている。

 近年、ファンタジーSの勝ち馬は逆に嫌われる傾向があり、今年の2着馬ベルスールの評価も決して高くない。しかし、”マイル仕様”の競馬で勝ち切ったダノンファンタジーは別格ということか。果たして、陣営の努力でデータは覆るのか。興味深い一戦になりそうだ。

JRA阪神JF(G1)ダノンファンタジーに「秘策」!? 15年間勝ち馬なし「絶望」のファンタジーS組データを覆す”マイル仕様”のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  2. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  8. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  9. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  10. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!