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武豊インティ「米ブリーダーズC」挑戦視野!? 夢膨らむも立ちはだかる複数の「大きな壁」

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「日本やドバイのダートは『砂』のイメージですが、アメリカダートは粘土質が強く『土』に近い。日本での活躍がそのまま現地の適性とならないのは、日本と欧州の芝に近いものがありますね。インティの走りは国内では確かにトップレベル。ただ、日本では特段の活躍をできなかったラニが、米三冠最終戦のベルモントS(G1)では3着に来たように、隔たりは確実にあります。

また、アメリカダート競馬は日本とは『スピード』が違います。マイル~中距離で最初の2ハロン22秒台でも普通なほうで、先日のフェブラリーS(2ハロン23,9秒)よりも遥かに早く、スローペースへの期待はまず持てませんし、ガンガン前に行くアメリカ馬を相手に逃げるのも至難。武豊騎手の『マジックペース』によって勝利した印象も強いインティだけに、この『スピードの壁』は脅威ですね」(別の記者)

 ここまで1600m~1800mしか走ったことがないインティ。2000mへの対処も未知数ではある。

 もともと体質が弱く、陣営もかなり慎重に調整しているインティだけに、まだ「青写真」の域は出ていない。仮に米挑戦が実現しても、そう簡単に好レースできるものではない。

 日本競馬にとって「もっとも難しい領域」とされる米国ダート。インティと武豊騎手の挑戦が実現するのか、今後も注目だ。

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