GJ > 競馬ニュース > 【重賞展望・小倉記念】
NEW

【重賞展望・小倉記念】老兵ダコールが4年ぶり1番人気濃厚も、オルフェ手掛けた池江調教師が「絶好調」宣言したダービー2着馬サトノラーゼン復活に注目!

【この記事のキーワード】, ,
azumashatoru.jpg2015小倉記念(JRA公式サイトより)

 夏競馬を彩るサマーシリーズも8月に入って折り返しとなる。今週末には小倉で小倉記念が7日(日)に開催されるが、今年は登録僅か12頭と寂しいメンバー構成となった。率直に述べて土曜日の札幌日経オープンの方がいいメンバーに見えるが、それは置いておこう。

 中心は、ハンデ58㎏でもダコール(牡8歳、栗東・中竹和也厩舎)が務めそうだ。

 今年に入って8歳になるが、老いてますます盛んなのがこのダコールだ。1月の日経新春杯(G2)からずっと58㎏を背負い続けているが4着、2着、4着、2着と大崩れがなく、抜群の安定感を発揮している、およそディープインパクト産駒らしくないディープインパクト産駒だ。

 中竹調教師曰く、ここまで成績が安定しているのは「馬場がいい(レースを選んで走っている)から」とのこと。そういった点は、ディープインパクト産駒らしいといえるかもしれない。7月七夕賞(G3)2着以来の出走となるが「前走より若干、仕上がると思う」と上積みを期待しているようだ。

 実はこのダコール、4歳の夏にオープンに上がってから[2.4.4.13]とまずまずの成績ながら、一度も1番人気になったことがない美味しい馬だったが、さすがに今回は1番人気になりそうだ。また、先述したように58㎏は、まったく問題ない。鞍上は主戦の小牧太騎手だ

 レースの勝敗に関係なく、サトノラーゼン(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)が復活するか否かは、このレースの大きな焦点となりそうだ。

 昨年の春は京都新聞杯(G2)を勝ち、日本ダービー(G1)でも2着。本来であれば、こんなところを走っているような馬ではなかったはずだ。だが、3歳秋以降はまったく見る影もなく、前走の新潟大賞典(G3)では13着と大敗している。

 だが、ここに来て調子が戻ってきたようだ。「調教は動いているし、状態はいい。去年、連勝してダービーで2着に来た時くらいの状態にある」と中間の動きを見守った池江調教師は絶好調宣言。額面通りに受け取れば、57㎏で出走できるここは”楽勝”があってもおかしくはないが果たして……。

 ただ、鞍上にサトノラーゼンの良い時を知っている岩田康誠騎手が戻ってきたのは目に見えたプラス要素だ。岩田騎手自身、重賞を勝てないままもうすぐ1年になるが、昨夏最後に重賞を勝った小倉の舞台で復活なるだろうか。

 昨年の2着馬ベルーフ(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)も、ここで復活を期す一頭だ。

【重賞展望・小倉記念】老兵ダコールが4年ぶり1番人気濃厚も、オルフェ手掛けた池江調教師が「絶好調」宣言したダービー2着馬サトノラーゼン復活に注目!のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去
  2. 皐月賞馬、ダービー馬不在の菊花賞を勝ったのは?
  3. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  4. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  5. 「庭先取引」の問題点を一変させたセレクトセール!億超え馬を落札する名物オーナーたちも登場…オープンでフェアな取引に多大な貢献【競馬クロニクル 第63回】
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  10. ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?