
【重賞展望・小倉記念】老兵ダコールが4年ぶり1番人気濃厚も、オルフェ手掛けた池江調教師が「絶好調」宣言したダービー2着馬サトノラーゼン復活に注目!

夏競馬を彩るサマーシリーズも8月に入って折り返しとなる。今週末には小倉で小倉記念が7日(日)に開催されるが、今年は登録僅か12頭と寂しいメンバー構成となった。率直に述べて土曜日の札幌日経オープンの方がいいメンバーに見えるが、それは置いておこう。
中心は、ハンデ58㎏でもダコール(牡8歳、栗東・中竹和也厩舎)が務めそうだ。
今年に入って8歳になるが、老いてますます盛んなのがこのダコールだ。1月の日経新春杯(G2)からずっと58㎏を背負い続けているが4着、2着、4着、2着と大崩れがなく、抜群の安定感を発揮している、およそディープインパクト産駒らしくないディープインパクト産駒だ。
中竹調教師曰く、ここまで成績が安定しているのは「馬場がいい(レースを選んで走っている)から」とのこと。そういった点は、ディープインパクト産駒らしいといえるかもしれない。7月七夕賞(G3)2着以来の出走となるが「前走より若干、仕上がると思う」と上積みを期待しているようだ。
実はこのダコール、4歳の夏にオープンに上がってから[2.4.4.13]とまずまずの成績ながら、一度も1番人気になったことがない美味しい馬だったが、さすがに今回は1番人気になりそうだ。また、先述したように58㎏は、まったく問題ない。鞍上は主戦の小牧太騎手だ
レースの勝敗に関係なく、サトノラーゼン(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)が復活するか否かは、このレースの大きな焦点となりそうだ。
昨年の春は京都新聞杯(G2)を勝ち、日本ダービー(G1)でも2着。本来であれば、こんなところを走っているような馬ではなかったはずだ。だが、3歳秋以降はまったく見る影もなく、前走の新潟大賞典(G3)では13着と大敗している。
だが、ここに来て調子が戻ってきたようだ。「調教は動いているし、状態はいい。去年、連勝してダービーで2着に来た時くらいの状態にある」と中間の動きを見守った池江調教師は絶好調宣言。額面通りに受け取れば、57㎏で出走できるここは”楽勝”があってもおかしくはないが果たして……。
ただ、鞍上にサトノラーゼンの良い時を知っている岩田康誠騎手が戻ってきたのは目に見えたプラス要素だ。岩田騎手自身、重賞を勝てないままもうすぐ1年になるが、昨夏最後に重賞を勝った小倉の舞台で復活なるだろうか。
昨年の2着馬ベルーフ(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)も、ここで復活を期す一頭だ。
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