
オコエも驚く収入1800万円! 競馬界の話題を独占する藤田菜七子騎手18歳に唖然

日本中を巻き込んだ、16年ぶりに誕生したJRA日本中央競馬会の女性ジョッキー・藤田菜七子フィーバーが止まらない。
デビュー戦となった3月3日の川崎競馬場には63社のマスコミが集まり、来場者数は平日にもかかわらず通常の倍以上となる7214名を記録。そしてJRAデビューとなった3月5日の中山競馬場にも多くのマスコミとファンが集まり、その模様は地上波のニュースで扱われるほど。
しかし人気先行というわけではなく、これまで9回の騎乗機会で2着2回3着1回と馬券に絡んでおり、あの武豊騎手には「自分がデビューしたときよりうまい」と言わしめたほどの腕前。
そしてそれ以上に驚かされたのは、この藤田菜七子騎手が騎乗した3日間で稼いだ報酬だ。その金額は約32万円となっており、9回騎乗して32万円なら1回の騎乗当たり約3万5000円という計算になる。また全レースの騎乗時間は合計14分ほどなので、時給換算なら120万円以上という金額。落馬など危険が伴う騎手とはいえ、やはりジョッキーは高収入だ。
トップジョッキーの年収は2~3億円と言われているが藤田菜七子騎手はどうだろうか? 昨年の新人騎手を基準に計算してみた。
まず騎手の基本的な報酬は「騎乗手当」「賞金」(進上金)「騎手奨励手当」の3つに分かれる。騎乗手当は1Rごとに2万6000円から14万4200円が支払われるもの。賞金は5着以内に入った場合、その賞金の5%が支払われるもの。そして騎手奨励手当は騎乗手当と似ており、1Rごとに1万5500円が支払われるものだ。
藤田菜七子騎手が所属する美浦根本厩舎は、残念ながら関東ではかなり下のランクに入る厩舎。開業20年で重賞は未勝利、JRA通算でわずか149勝にとどまっており昨年はわずか6勝。野中悠太郎という藤田菜七子騎手の一年先輩に当たる若手騎手が所属しているが、この野中騎手はデビュー初年度の昨年は4勝で今年はまだ未勝利。デビュー1年目の騎乗数は226回だった。
この野中騎手を基準に考えると藤田菜七子も同じような成績に落ち着くだろうが、今の人気ぶりを考えると騎乗依頼も多くなりそうだ。
「問題はどれだけ良質の馬が集まるかですね。関東は関西と違って若手騎手にチャンスが多いわけではないですし、関西トップジョッキーの岩田騎手が関西から関東に主戦場を移しますからね。根本厩舎の馬で多くは期待できないでしょうから、他の厩舎や馬主への営業努力が重要です」
(美浦の競馬記者)
といった話があるように、藤田菜七子騎手の年収はいかに勝てそうな馬を集められるか、つまり営業力にかかっていると言っていいだろう。
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