萩原聖人『麻雀Mリーグ2019』へ激白!「僕は危機感しかなかった」順調な盛り上がりを見せる麻雀界の中で、芸能人だからこそ見えるもの【特別インタビュー】
9月末の開幕から、早くもシーズン序盤から中盤に入ろうとしている『大和証券Mリーグ2019』。2年目を迎えた今シーズンも、麻雀番組としては異例の盛り上がりを見せている。
そんな中、「お嬢」こと黒沢咲の開幕結婚発表に、「眠れる暴君」瀬戸熊直樹の役満・四暗刻からの大復活――。昨シーズン最下位の雪辱を胸に、一時は首位に0.7ポイント差まで迫るなど、さらに結束力が高まった感があるのがTEAM雷電だ。
今回は、そのTEAM雷電からエースの萩原聖人に話を聞いた。昨年のMリーグ誕生に際し、芸能界No.1雀士から、突然のプロ転向。麻雀を盛り上げることに人生を捧げる決意をした男に、2年目を迎えたMリーグはどう見えているのか。
芸能界に身を置く萩原だからこそ見える、意外な言葉が飛び出した。(敬称略)
――それでは、よろしくお願いいたします。大盛況だった1年目を終えて、いよいよ2年目を迎えたMリーグですが、開幕から昨年に負けない盛り上がりを見せています。実際に選手として、試合に出られている萩原さんから「2年目のMリーグ」はどう映っていますか?
TEAM雷電・萩原聖人選手(以下、萩原) うーん……。盛り上がっていると言っていただけるのは、選手としてありがたいですけど、正直、僕の中では「危機感」を持って、2年目のシーズンを迎えた選手がどれだけいたのかなと思うところはありましたね。
――危機感ですか……ちょっと意外な言葉です。
萩原 少なくとも、僕は危機感しかなかったです。視聴者数とか、パブリックビューイングの観客動員数とか、数字的に伸びている部分は確かにあるんですけど、やっぱり「2年目の難しさ」は感じています。1年目は周りからしても物珍しさというか、どこかお祭り的な雰囲気もあったと思うんですけど、2年目はそうはいきませんから。
僕の力不足もあるかもしれませんけど、自分の身の回りで言えば、取材の数はかなり減りましたね。
――それは我々、麻雀を取り扱うメディアの人間としても耳が痛いお話です。有名芸能人という立場的に昨年、Mリーグ関連の取材を最も多く受けたのは萩原さんでしょうから……。
萩原 マスコミはシビアですから。これだけの大企業がスポンサーに集まって、話題を作ることはできましたけど、結局は「選手」が、どうMリーグというものを作っていくかなんですよ。面白い試合を見せるのか、結果をとことん追求するのか、試合後のインタビューやSNSもそうですし、みんなそれぞれ考えてくれているとは思うんですけど、もっともっとですよね。