
【RTDリーグ2018萩原聖人インタビュー】アマ最強雀士が盟友・藤田晋の思いを継いで参戦した「意味」と「矜持」

もし「運命」というものがあるのなら、この男が『RTDリーグ』(AbemaTV)に参戦することは、紛れもない運命だったのかもしれない。
2018年1月。今年で3シーズン目を迎えた『RTDリーグ』に大きな衝撃が走った。リーグの創設者であり、プレイヤーとして唯一両DIVISIONにわたって戦線を牽引してきたサイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏の出場辞退。本業との兼ね合いによるものだったが、開いた「穴」はあまりにも大き過ぎた。
2016年の創設から、麻雀界に巨大な革命を起こしてきた『RTDリーグ』。従来の麻雀番組の枠を超越した圧倒的な人気を誇り、各プロ団体の垣根を越えたトップオブトップだけが参加できる業界最高峰のリーグ戦に、初めて訪れた危機的状況――。藤田社長が自身の「思い」を託したのが、アマチュア最強の実力者であり、盟友の俳優・萩原聖人だった。
今回、当編集部は全国の麻雀ファンから今、最も熱い視線を浴びている「雀士・萩原聖人」を直撃した。
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――藤田社長と入れ替わる形で『RTDリーグ2018』に参戦することになった。
萩原聖人(以下、萩原):以前から、僕なりに1ファンとしてRTDリーグを見ていて「もし僕が出ていれば、もっと違った面白さを出せるんじゃないか」とずっと思っていました。そのまま「いつか出たいな」という思いが膨らんできて、そのタイミングで藤田さんに「来シーズン出てみませんか?」と声を掛けていただきました。断る理由は何一つなかったですね。
――出場している麻雀プロだけでなく、全国の麻雀ファンにとっても「藤田社長の穴を埋められるのは、萩原聖人しかいない」という納得の選出。
萩原:プロと比較すれば麻雀に対する研究は足りていないかもしれませんが、人を楽しませるとか、心に残るとか、そういう麻雀を打ちたいなと常々心掛けてやってきました。
麻雀に限らずいろんなところで、よく「結果よりも内容」「内容よりも結果」と、結果と内容を別々に考える人が多いですが、僕はその「両方」にこだわりたい。難しいことはわかっていますが、その結果どうなるのかは僕自身が楽しみです。
周りのプロは結果を求めて勝つために打つし、それはプロとして当然素晴らしい。だけど、僕がプロと同じ麻雀を打つのなら、藤田さんが僕を呼んだ意味がない。今の僕のすべてをぶつけて、勝ちに行きながらも”麻雀の面白さ”を表現したいですね。
予選では「WHITE DIVISION」と「BLACK DIVISION」に分かれていますが、僕が参加しているブラックの方が面白いと言われたいし、それがホワイトへの刺激にもなる。「今、RTDリーグのBLACK DIVISIONが日本で一番面白い」と思われるといいなと思います。それがRTDリーグ全体の盛り上がりにつながると最高ですね。
――実は、それとまったく同じことを発言しているプロがいる。初代RTDリーグ優勝者の多井隆晴(RMU)だ。そのことを伝えると萩原は「そうなんですよ」と嬉しそうに表情を崩した。
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