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麻雀Mリーグ「10月1日開幕戦」を占う! 歴史的瞬間に各チーム「ドラ1」集結……麻雀界の「革命的プロリーグ」の楽しみ方

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 いよいよ10月1日、麻雀『Mリーグ』が開幕の時を迎える。

 発起人の藤田晋チェアマン(サイバーエージェント代表取締役社長)が掲げる麻雀のパーセプションチェンジ。世間に浸透した麻雀の長く、そして深い負のイメージを果たして変えることができるのか――。その「答え」の一端が、間もなく示されようとしている。

 開幕が近づくにつれ、初年度に参加を示した7チームの内、セガサミーフェニックスが開幕戦を魚谷侑未プロで戦うことを公言。すると、各チームが次々と「予告先発」を実施。歴史的な開幕カードの陣容がおぼろげながら見えてきた。

 そこで今回は10月1日のMリーグ初日を飾る各チーム、並びに出場選手の考察、そして開幕戦の対局展望を考察したい。

麻雀Mリーグ「10月1日開幕戦」を占う! 歴史的瞬間に各チーム「ドラ1」集結......麻雀界の「革命的プロリーグ」の楽しみ方の画像1「AbemaTV」より

10月1日(月)午後7時〜
『赤坂ドリブンズ』×
『セガサミーフェニックス』×
『TEAM RAIDEN』×
『U-NEXT Pirates』

【赤坂ドリブンズ】

出場選手:園田賢(最高位戦日本プロ麻雀協会)
リザーブ:村上淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)、鈴木たろう(日本プロ麻雀協会)

 ドラフトを終えた時点で、強力なメンバーを揃えることに成功した赤坂ドリブンズの課題は「チーム内のパワーバランス」に思えた。ドラ1の園田賢も然ることながら、ドラ2の村上淳、ドラ3の鈴木たろう共に所属団体を代表するプロだからだ。「トリプルエース」である反面、それだけに各々のプライドが滲んでもおかしくはない。

 その点、名誉ある開幕戦出場を「選手同士の対局」で決めたことには好感が持てる。監督であり最高位戦の所属プロでもある越山剛氏に、今年の『麻雀駅伝』(AbemaTV)でアマチュア代表として活躍した独歩氏を加えた真剣勝負。その結果、園田が勝利したのだから村上、鈴木も納得したはずだ。

 栄えある開幕出場を決めた園田は実績面で村上、鈴木に劣るが、麻雀駅伝において2017年はプロ唯一の区間賞を獲得、2018年でも最高位戦で優勝と「チーム戦」で力を発揮。Mリーガー21人中で唯一のサラリーマンプロ雀士という難しい立場で、どのような活躍を見せるのか。「リーグの将来像」を見越しても注目される選手だ。

【セガサミーフェニックス】

出場選手:魚谷侑未(日本プロ麻雀連盟)
リザーブ:近藤誠一(最高位戦日本プロ麻雀協会)、茅森早香(最高位戦日本プロ麻雀協会)

 ある意味でMリーグに「予告先発」の流れを持ち込んだのがセガサミーフェニックスだ。9月中旬に公式Twitterを開設すると、いち早く開幕試合にドラ1の魚谷侑未が出場することを公言。2戦目には茅森早香が登場することも明かしている。

 ポイントは「女流」がMリーグで活躍できるかという点だ。これは魚谷、茅森に限らず、すべての女流Mリーガーにとっても1つのテーマといえるだろう。麻雀という競技の性質上、女性が男性に劣っている点はない。従って問題は雀力ではなく「大舞台の経験」だ。

 実際に21人の初代Mリーガーの中で、Mリーグに最も近いといわれる大舞台『RTDリーグ』(AbemaTV)に出場経験のある選手は12名と過半数を超えている。

 しかし、今期のRTDリーグでは「女流最強」と謳われた和久津晶が降級……。日本最大の規模を誇る日本プロ麻雀連盟Aリーガーとしての雀力が劣っていたというよりは、大舞台独特の雰囲気に飲まれ「本来の力を発揮できなかった」というのが正しい見解だろう。

 女流には良くも悪くも繊細な部分がある。男子プロ相手に女流初の日本オープン制覇や、モンド王座3度の経験を誇る魚谷が「女流」の突破口を開けるか。そういった意味でも重要な開幕戦となる。

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