萩原聖人『麻雀Mリーグ2019』へ激白!「僕は危機感しかなかった」順調な盛り上がりを見せる麻雀界の中で、芸能人だからこそ見えるもの【特別インタビュー】

――Mリーグの誕生を機に、世間に麻雀ブームを起こすのは想像以上に難しい。

萩原 それでスポンサーやMリーグ機構に、選手が「もっとお金出して」というのは違うじゃないですか。『熱闘!Mリーグ』(テレビ朝日)が今シーズンから地上波で放送されるようになったり、やれることはやってくれていると思うんですよね。

じゃあ、選手はどうなのか。麻雀はもちろん、もっとできることがあるんじゃないのか。例えば、今年からパブリックビューイングの箱が大きくなったので、選手の方から「こういうサービスがあった方がいいんじゃないか」というアイデアがあって、僕の方からも「各チームの色に合わせたオリジナルカクテルを作ったら面白いんじゃないか」という話をさせていただいて。

――なるほど! それは面白そうです。

萩原 ちょっとインスタ映えするような、ね。すぐに対応してくれて「今度、試飲してみてください」って。お酒が飲めない方のためにノンアルコールバージョンも検討されてるみたいで、楽しみですよ。

少しでも「パブリックビューイングにまた行ってみたいな」と思ってもらえたら嬉しいですし、今の時代、良い物はすぐにSNSで拡散しますよね。カクテルなら麻雀を知らない人でも見た目で興味を引くこともあるので、そういう小さなきっかけを大事にしていきたいなと。

――今シーズンはMリーグの熱狂を、より「外」へ発信していくことが目標に掲げられています。そういったことの一環として、オフシーズンのドラフトでは多くの女性Mリーガーが誕生しました。麻雀界がこれまで男性主体だったこともあって、ドラフト直後は「実力的にどうなんだ?」という声もありましたが、シーズン開幕から、そんな“逆風”を跳ね退けるような活躍を見せています。

萩原 女性Mリーガーを増やすことは、Mリーグの熱狂を「外」へ伝える意味でも、僕としては大賛成でしたね。ただ、大賛成なんですけど、世の中でムーブメントを起こす上で必要不可欠なものって、男性ファンよりも、むしろ「女性ファン」なんですよ。

――確かに。カープ女子とかも、そうですよね。

萩原 仮面ライダーだって、昔は女の子が観るものじゃなかったじゃないですか。だけどイケメン俳優が主役を演じるようになって、あんなブームを作ったのは世のお母さん方なんですよ。ムーブメントを起こすって絶対そういうことだと思うんですね。

――では、今後は仮面ライダーのような「イケメンMリーガー」の誕生が待たれると。

萩原 魅力的な女性Mリーガーがさらに増えたことで、まず間違いなく男性ファンは増えると思うんですけど、ここからムーブメントのカギを握る「女性ファン」をどこまで獲得できるか。

もちろん男女問わずMリーガーには男性だけでなく、女性にも愛される存在になってほしいですし、ここから若い女性選手だけでなく、若くて、カッコよくて、活きのいい男性選手にも出てきてほしいですね。僕は1選手なので、あくまで僕自身の考えとして受け取ってほしいんですけど。

――1選手といえば、今シーズンの「萩原選手」は昨シーズンよりも、より麻雀に入り込まれているような印象があります。

萩原 そういう意味では今年は起家とか、自分がどこに座るのかをあまり気にし過ぎないようにしています。試合中もできるだけ相手に影響されないように、相手の表情をあえて見ないようにしていますね。相手選手への先入観よりも、牌の動きに集中して、イメージよりも目の前の「リアル」に重きを置くというか。

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