萩原聖人『麻雀Mリーグ2019』へ激白!「僕は危機感しかなかった」順調な盛り上がりを見せる麻雀界の中で、芸能人だからこそ見えるもの【特別インタビュー】
――相手選手を気にしないようにするというのは、なかなか斬新な試みのように思えます。
萩原 難しいんですけど試合前とか、試合中の“不純物”をできるだけ減らすためですね。もう1シーズン打ちましたし、付き合いの長い選手もいますから、相手選手の情報は自分なりにもう十分インプットされているわけですよ。ただ、そのイメージが誇大化しないように。相手がいつもイメージ通りに打つわけじゃないですから。
――相手選手が従来のイメージを利用して裏をかいたりしてくるのも、同じ選手たちで長期間戦い続けるMリーグの面白いところ。
萩原 僕も同じようなことを考えていますから。僕の麻雀のスタイルはある意味わかりやすいですし、だからこそ、そのわかりやすさを逆手に取るというか。決してトリッキーなプレーに走っているわけでじゃなくて。この間も、珍しくケイテン(形式テンパイ)を獲りに行きましたし。
――あのオーラスで10本場まで粘った試合ですね。大きなマイナスから一時は3着まで浮上した、萩原さんらしい凄い粘りでした。
萩原 いやもう、必死過ぎて……感情とか、そういうものが「表に出過ぎだろ、オレ!」って(笑)。結果はまくり返されちゃったんですけど、あれを見て「明日から頑張ろうと思いました」とか「勇気付けられました」とか、ファンの方からたくさんコメントを頂いて……。
僕自身は正直ラスになっちゃったので「本当に申し訳ない……」という気持ちだったんですけど、逆に諦めない「執念」のようなものがファンの方に伝わったことは、よかったかなと思いました。でも、あんな思いは二度としたくないですし、今度やる時は「絶対1着まで抜けてやろう」と思ってますよ(笑)。
――ああいうプレーもTEAM雷電の麻雀の魅力の一つですね。
萩原 そうです、そうです。雷電が掲げている「面白い麻雀」の精度を上げていくのが今シーズンのテーマですから。今度はプレーだけでなく、「結果」でも雷電ユニバースを喜ばせたいので、応援よろしくお願いします!
――ますます熱い萩原さんの試合、楽しみにしています。ありがとうございました!