今、明かされるMリーグ2020白鳥翔・松本吉弘・日向藍子、それぞれの「涙」の理由。多井隆晴「5連闘」轟沈で、まさかの号泣終幕から2ヵ月【渋谷ABEMAS全員集合インタビュー後編】
日向藍子選手(以下、日向):私の中ではホントに後悔とかがなくて。もっと翔ちゃん(白鳥)やモッティ(松本)と同じように「自分が勝たなきゃ」「前に出なきゃいけないな」という気持ちを高めていかないと、という気持ちはあるんですけど、やっぱり多井さんはドラフト1位で、5連闘でも「そうだよね」って思うところがあって……それくらい信頼してるところはありますね。
――いつかは日向さんも最後の勝負どころで……。
日向:でも、家族からは「いや、お前じゃねえだろ!」みたいな(笑)。「もし、私が行くってなったらどうしよう?」って相談したんですけど、「いや、多井さんじゃなかったら翔ちゃんかモッティが行くよ。お前は4番手だわ」って言われました……(笑)。
多井:イジられてんなあ(笑)。
日向:お母さんからも、多井さんが最後に行くことになって「よかった」ってLINEが来ましたから。「藍子があんなところで出てきたら(心配過ぎて)死ぬかもしれない」って……親族みんなに止められました。
――ご家族の方々には「まだ早い」って思われているようですね(笑)。
日向:私自身もそう思ってました(笑)。でも、この先もっと力を付けて、気持ちも変わったら、いつかはああいうところで戦える選手になりたいです。
多井:いつか、あのファイナルの最後の2日間を、この4人で順番に勝って優勝したいですね。
――それは、なかなかセオリーに逆らうというか、かっこいい優勝ですね!
多井:渋谷ABEMASって、そういうチームなんですよ。ホントは強い人が優先的に出た方が確実なんでしょうけど「みんなの力で勝とう」みたいな。これまで開幕戦も、どこのチームもだいたいドラ1級が出てくるのに、僕じゃなくて松本や白鳥に任せたこともありますから。それも(オーダーを決める)藤田監督が他のメンバーに経験を積ませたいからでしょうね。
日向:藤田さんって「チーム4人で勝つこと」を凄く大事にしてくれてるイメージがあります。できるだけ偏らずに4人平等に使ってくれるっていうか。「みんな、Mリーグで輝いてね」っていう気持ちを凄く感じるんです。
多井:そうですね、僕もそれが好きですね。だから、あの最後の5連闘はもちろん勝ちには行ったんですけど「ABEMASらしく」はないんですよ。次は、できれば最後は4人で1試合ずつ勝って優勝したい。
松本:せめて、あのラスト5試合を多井さんが2回、他の3試合を残りの3人で埋められるようにはなりたいですね。
白鳥:タカハルが出ないくらいが面白い。
日向:「最終戦、日向」とか震えるよねー。
――来シーズンに向けて、いい目標ができましたね。それでは2021シーズンに向けての抱負をお願いしていいですか。