麻雀Mリーグ『渋谷ABEMAS』逆襲の誓い! 若きMリーガー白鳥翔&松本吉弘が語ったチーム最大の危機”インフル騒動”の舞台裏

「多井さんインフルだぞ!」「ヤベー!」

大黒柱・多井隆晴「インフル」は、まさかのアノ人から……

――先生がMリーグファンだったわけですね(笑)。そのインフルエンザにかかってしまったチームメイトが、なんとキャプテンの多井隆晴選手(RMU)。

松本:正直、最初は驚きましたね。ちょうど監督の藤田(晋)さんが鈴木達也(日本プロ麻雀協会)さんを呼んで麻雀合宿を開いてくださって、多井さんは別の仕事があって来られなかったんですけど、僕と翔ちゃんが参加して。

そこでひたすら練習してたんですけど、朝いきなり達也さんがガチャッって入ってきて「マツ、多井さんインフルだぞ!」って。びっくりして携帯見たら、多井さんから「インフルエンザでした」って連絡が入ってて……。

白鳥:僕なんか起きたら、ちょっと喉が痛い。たぶんたまたま空気が少し乾燥していたせいなんですけど多井さんから「インフルです」って連絡が……「ヤベー!」って(笑)。

――では一瞬、「自分もか!?」と?

白鳥:いえ、幸い熱はなかったので「インフルじゃないだろうな」とは思ったんです。それでも「これで自分まで風邪でやられたらヤバイな」と……。

松本:多井さんは人一倍自己管理がしっかりしている人なのに、それでもインフルになったから「本当に怖いな」って。合宿から帰った後、2人して慌てて病院行ってインフルじゃないことを確認して、なんとか試合をこなせた感じですね。

予定調和ブラックスワン白鳥「神話崩壊」の原因

――それは大変でしたね……。リーグの方は序盤こそ大量リードを築いていましたが、現在は厳しい状況になっています。

白鳥:チーム不調の原因を作っちゃったのが「僕だな」と思っています。これは本当に申し訳ない。個人的な戦術のブレというか、ミスプレーがとにかく多くて……序盤はたまたま上手くいってたんですけど、逆にそれで「Mリーグを戦う上での戦術的な迷い」が生まれてしまいました。

――具体的には。

白鳥:例えば、個人ランキングだと園田(賢、赤坂ドリブンズ)さんとか、黒沢(咲、TEAM雷電)さんが上位にいるじゃないですか。でもこの2人の戦い方って、まったく違いますよね。それで「どっちの方が、よりベストなのかな」と。最初はどっちの戦い方を参考にしても上手くいってたんですけど、定まらないままフワッと行ってしまったのが結果的に良くなかった。

――確かに『RTDリーグ』(AbemaTV)での白鳥さんは、小林剛(麻将連合、U-NEXTパイレーツ)さんを意識した麻雀を打たれているのが印象的でした(実際に小林プロはRTDリーグ2018を優勝した)。引き出しの多い白鳥さんならではの悩み。

白鳥:だけど僕の中では、ようやく定まってきた気がしています。強気なことをいえる成績じゃないんですけど、このままで終わるつもりは当然ないです。あえてゼロからのスタートと考えて、マイナスを気にせずに攻めて行こうと思っています。

関連記事

麻雀最新記事

人気記事ランキング 17:30更新

麻雀

総合

重賞レース特集
GJ編集部イチオシ記事
SNS