麻雀Mリーグ『渋谷ABEMAS』逆襲の誓い! 若きMリーガー白鳥翔&松本吉弘が語ったチーム最大の危機”インフル騒動”の舞台裏
最年少Mリーガー「初の著書」が間もなく……気になる内容は
――では2人から今後の展望をお聞きしたいんですが、松本さんは初の著書を執筆中だとか。いつ頃の発売になりそうですか。内容なども話せることがあれば、ぜひ聞かせてください。
松本:まだわかりませんが、春頃には出したいですね。多井さんの『多井熱』(竹書房)みたいな自分の人生観とか、人となりを書いた部分もありますし「白鳥本」(トッププロが教える最強の麻雀押し引き理論(彩図社))のように戦術的なことが書かれている部分もあります。「攻めの章」「守りの章」といった具合にMリーグを中心に、これまでの対局を振り返りながら「自分はこうする」っていうのを参考にしてもらえたらなと思っています。
――充実した内容。
松本:僕自身がそこまで読書家というわけでもないので、普段本を読まない人でも楽しめる内容にするつもりです。もうすでに麻雀の戦術本はたくさんあるので、これまでとは一風変わったというか中級者・上級者だけでなく、麻雀の初心者の方が見ても面白いものを作りたいですね。
――まさに初の著書に相応しい内容になりそう。
松本:本を通じて「松本吉弘」っていう人間の人となりが伝わればいいなと。翔ちゃんの「白鳥本」のように「松本本」って言ってもらえるような一冊になれば。もうすぐできると思うので楽しみにしていてください!
――楽しみにしています。Mリーグ創設元年となった昨年だけでなく、2019年も2人にとって飛躍の一年になりそう。予選が残りわずかとなったMリーグの戦いを含め、最後にそれぞれの「抱負」をお願いします。
白鳥:僕は「自分らしく」をテーマにしようと思っています。すべてにおいて言えることなんですけど、特にMリーグでは自分らしさを出せなかったシーンが多々あったので。多少セオリーから外れた打牌でも普段ならリスク承知で打つんですが、チーム戦だと「もし裏目に出たら……」と自分で勝手に思ってしまって。今年はそういった牌をしっかり打っていきたいですね。
ABEMASとしては厳しい状況ですが、まったく諦めていません。「V字回復」どころか、「✔点回復」って言われるような圧倒的な反撃を見せたいですね。「Vじゃ許されねえ!」くらい燃えているものがあるので!
松本:ABEMASとして「常勝」を目指すのは当然として、僕はテーマを挙げるなら、常に笑うと書いて「常笑」。年明けに連続ラススタートだった時もそうですが、負けている時に暗くなるのは余計に負の連鎖を呼び込んでしまうと思うので。2019年は勝っても負けても常に笑っているチームにしたいなと。個人的にはチームメイトの2人から頼もしく思ってもらえるような、若々しい麻雀を打っていきたいと思います!
――ありがとうございました!
文=浅井宗次郎
◆白鳥翔 1986年8月27日生まれ
日本プロ麻雀連盟所属、「Mリーグ」渋谷ABEMASドラフト2位
主なタイトル:麻雀マスターズ(第24期、25期)、第18回モンド杯、日本プロ麻雀連盟リーグ・史上最年少Aリーグ入り記録保持者
主な著書:トッププロが教える最強の麻雀押し引き理論(彩図社)
公式Twitter:https://twitter.com/s_Shochan0827
◆松本吉弘 1992年5月3日生まれ
日本プロ麻雀協会所属、「Mリーグ」渋谷ABEMASドラフト3位
主なタイトル:第25期發王、第9回TwinCup
公式Twitter:https://twitter.com/yoshihiro_npm