天皇賞・秋の注目馬も激白! 秋葉原オタクカルチャーの代表選手・桃井はるこが競馬の魅力を語り尽くす!(後編)
秋葉原オタクカルチャーの代表選手として、アニメファン、ゲームファンから圧倒的な支持を受けてきたアイドル・桃井はるこ。楽曲プロデューサーとしての一面を持ち、さらに2005年からは日本を飛び出し、台湾をはじめ、アメリカ、ドイツ、カナダ、中国など、ワールドワイドに活躍を続けている。
そんな彼女が現在、「競馬」にハマっているという情報を編集部がキャッチ。オタクを公言して憚らず、何事にも全力で取り組むといわれている「モモーイ」にならば、そんじょそこらの競馬ファン以上のディープな話が聞けるはず。さっそく編集部にお呼び立てし、溢れんばかりの競馬愛を語ってもらった。(前編はコチラ)
愛しい馬はキタサン!?
――現地に行くほどドハマリしている桃井さんですが、一番好きな馬をあげるとしたらどの馬になりますか?
桃井:これは難しいですね~。たくさんいますから。でも強いてあげるならば、キタサンブラックですかね。私はずっと”キタサンブラック最強説”を唱えていたんですけど、これまで一番人気に推されることがなく、前走の京都大賞典がはじめてだったんです。
キタサンブラックは父馬がブラックタイドで、ディープインパクトの全兄。ディープインパクトは最強だけども、ジェネリック的だと思われていたブラックタイドの仔が、いま日本で最強クラスというのは痛快です。あとは、母父がサクラバクシンオーですから、短距離だといわれていて、血統に詳しい人はなかなか勝つと予想することができない馬。「詳しいほどダメ」っていうのも面白いですよね。バクシンオーのスピードと、ブラックタイドのダートも走れるパワーを兼ね備えているキタサンブラックは、生で見ても馬格が大きくてすごくカッコイイです!
あとは、最近Twitterアカウントもできたブチ模様の白毛馬・ブチコも好きです。ゲートからの出走に失敗して、しばらく出馬できなかったんですが、練習をして無事に再試験も合格したみたい。次走は11月の京都で行われる観月橋Sが予想されていますから、頑張ってもらいたいなあ。
馬って、例えば、ステイゴールド産駒は気性が荒いものの、稀に天才的な産駒が出たり、また産駒により長距離適性、短距離適性が出たり、米国血統や欧州血統などもこれに加わったりと、とにかくさまざまな要因がありますよね。似た血統を持つのに、ぜんぜん違うキャラクターや走りの馬が出てきたり、本当に奥が深い。 絶対オタクは競馬をやったほうがいいですよ!! のめり込む要素は多いと思います。
――わずか数年とは思えないほどの知識量をお持ちですね。話が変わりますが、今週末に天皇賞が行われます。注目されている馬は?