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パチンコ「新規メーカー」が誕生させた「超強力連チャン」……「羽根物」と若かりし頃のしょっぱい記憶【羽根物・名機列伝】

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 K田さん、その節は本当にご迷惑をおかけしまして申し訳ありませんでした。

 遊技場設備機器メーカーとして業界を牽引していたエース電研がパチンコ機の製造にも着手し、「aaa」というブランド名で『CRむし虫ランド』を発売したのを皮切りに、続々とデジパチをリリースしていたが、ついに同社初となる羽根物を世に送り出した。それが『デカチュー』である。

 タイアップマシン全盛の中でもほとんどオリジナルのコンテンツによる機械づくりを行い、独自のスタイルを貫く個性的なマシンの数々は、多くのパチンコ好事家の心を捉えるところとなった。

 もちろん、そのメーカースタイルは羽根物でも変わりはない。と思いきや、メイン役物は三洋の『サーカスIII』に代表される円形回転体のそれであった。ただ、細部にはメーカー独自のこだわりが満載されている。

 その筆頭は羽根である。機種名のごとく、巨大な電チューを思わせる形状の羽根が丁寧に玉を拾ってくれる。羽根物の個性は役物ばかりではない。この羽根のスタイルも千差万別で、羽根の動きや拾い方を見てるだけでも楽しかったりする。

 中には短すぎ・小さすぎて拾われにくい、開く角度や幅が狭すぎて拾われにくい、開いた時に水平になる、あるいはそれに近いので、勢いよく入った玉が反対の羽根から飛び出していくような機種もあった。

 スタートチャッカーがデジパチのようなヘソ構造になっていて、ここに玉が入ると羽根が開放する。で、ヘソ入賞時に役物に設置された2桁の7セグが変動するのだが、これは羽根開放回数の抽選ではなく、直撃大当り、つまりデジタルによる大当り抽選も行われている。

 要は1種2種混合機なのである。とはいっても直撃大当り確率は1/499なので、おまけの要素が強い。役物の大当りを重ねることで出玉を積み上げていく羽根物本来のゲーム性となっている。

 そういった視点でみると、玉がよく拾われるような構造である「電チュー」の羽根は形状の上で起こる不運が少なく、しかもある程度の大きさがあるのでストレスなく玉の行方を追えたものである。

 ところで、羽根物タイプの混合機と聞いて思い浮かべるのが「時短」の存在であろう。本機にも当然のように時短機能が搭載されている。すべての大当り後に20回転の電サポ機能が発動し、連チャンを狙えるのである。

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