
【ケンタッキーダービー展望】「5戦5勝」フォーエバーヤングの気になる現地オッズは?最有力シエラレオーネとの「従兄弟対決」に熱視線!

現地時間4日(日本時間5日朝)、米国のチャーチルダウンズ競馬場で行われるケンタッキーダービー(G1)に今年は2頭の日本馬が参戦する。
昨年のデルマソトガケとマンダリンヒーローを含めて、これまで6頭が“スポーツの中で最も偉大な2分間”と呼ばれるレースに挑戦してきた。しかし、日の丸を背負った馬の最高着順は昨年のデルマソトガケと19年マスターフェンサーの6着。まさに難攻不落の一戦といっていいだろう。
しかし、今年こそは日本馬にも勝機があるかもしれない。デビューから5戦5勝のフォーエバーヤング(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)がいるからだ。本馬は現地のオッズで9.0倍の3番人気に推されている(人気・オッズは全て30日時点のbet365のもの、以下同)。
JRAも当レースの勝馬投票券を発売するが、間違いなく国内では1番人気に推されるだろう。日本のファンの期待を一身に背負うフォーエバーヤングは、昨秋の京都で坂井瑠星騎手を背にデビュー。いきなり4馬身差で勝利する好発進を見せた。
その後は門別のJBC2歳優駿(G3)、川崎の全日本2歳優駿(G1)と国内2歳ダート重賞を2連勝。後者は2着に7馬身差をつける圧勝劇だった。
3歳を迎え、今年創設された3歳ダート三冠や世界への挑戦など様々な選択肢がある中、陣営は今年初戦にサウジダービー(G3)を選んだ。中団からレースを運び、直線で前が止まらない厳しい展開の中、フォーエバーヤングは何とかゴール寸前でライバル馬をとらえてアタマ差の勝利を手に入れた。
その1か月後にはドバイに転戦し、UAEダービー(G2)に出走。大外枠から先団を前に見る5番手からレースを進めると、4角で先頭に並びかける積極策を披露。最後の直線でアウトバーンとの一騎打ちとなり、一進一退の攻防が続いたが、最後は2馬身差をつけてデビューからの連勝を5に伸ばした。
デビューから継続して手綱を取っている坂井騎手は先週半ばに一度渡米し、追い切りに騎乗。パートナーの状態をしっかり確認すると、とんぼ返りで土曜は京都で騎乗、そして日曜は香港で騎乗というハードスケジュールをこなした。
昨年はコンティノアールとのコンビで騎乗予定も、無念の出走取消で夢の舞台に立つことは叶わなかった。「必ず戻ってくる」という誓いを立ててから1年。全米が注目する檜舞台で坂井騎手はどんな手綱さばきを見せてくれるか。
キャリア僅か2戦だが、フォーエバーヤングと同じ無敗で頂を目指すのはテーオーパスワード(牡3歳、栗東・高柳大輔厩舎)だ。
こちらは単勝オッズ26.0倍で10番人気タイと伏兵の1頭にすぎないが、まだ底を見せておらず不気味な存在といえるだろう。
今年1月の新馬戦を2番手から抜け出して勝利すると、7番人気で迎えた2戦目の伏竜S(OP)は果敢にハナを切る競馬。1000m通過63秒9の超スローペースに落とし込んでまんまと逃げ切った。
ただ展開に恵まれたというわけではなく、4角で外から後続の3頭に並びかけられる厳しい競馬。直線で二の脚を使って突き放すと、最後はアラレタバシルの急追をアタマ差退けて2連勝を飾った。
先日の天皇賞・春(G1)をテーオーロイヤルで制した小笹公也オーナーは、日米をまたにかけての2週連続G1制覇の快挙を狙う。
ここからは現地オッズで上位に推されている日本馬のライバル5頭を紹介していきたい。
3.5倍で1番人気に支持されているのは、シエラレオーネ(牡3歳、米・C.ブラウン厩舎)である。実はフォーエバーヤングとは従兄弟の関係だ。
前走のブルーグラスS(G1)は中団を追走し、道中で手応えが怪しくなる場面もあったが、4角手前から一気に進出。直線で力強く脚を伸ばして勝利した。今回は内目の2番枠からのスタート。ロスなく運べれば戴冠に最も近い存在といえるだろう。
そのシエラレオーネと差のない2番人気(単勝オッズ4.0倍)で続くのはフィアースネス(牡3歳、米・T.プレッチャー厩舎)だ。
その評価を一気に上げたのは前走のフロリダダービー(G1)だった。好スタートを切ってハナを奪うと、前半800mを47秒5の平均ペースで通過。余力たっぷりに直線を向くと、持ったまま後続に13馬身半差をつける圧勝劇を飾った。
ただ5戦3勝の成績が示す通り、これまで2度負けており、強さの裏に脆さも同居する。前走の圧勝を受けて、ライバル勢からのマークも厳しくなることが予想され、一筋縄ではいかないだろう。
単勝オッズ11.0倍でフォーエバーヤングに次ぐ4番人気に推されているのがキャッチングフリーダム(牡3歳、米・B.コックス厩舎)だ。
こちらは前走のルイジアナダービー(G2)を4角最後方から直線一気の追い込みで快勝。例年通りのタフな流れになれば、直線でその末脚が炸裂する可能性は十分あるだろう。
この他には単勝オッズ15.0倍の5番人気で並ぶ2頭にも要注意。
前哨戦のサンタアニタダービー(G1)でイマジネーションとの一騎打ちを制してG1初勝利を挙げたストロングホールド(牡3歳、米・P.ダマート厩舎)は6戦6連対と堅実さが持ち味。ブルーグラスSでシエラレオーネの2着に入ったジャストアタッチ(牡3歳、米・B.コックス厩舎)も虎視眈々と逆転を狙う。
日本馬が3歳ダート最高峰のレースを制する時が来るのか。それとも地元アメリカ勢の分厚い壁がそれを阻むのか。大注目のケンタッキーダービーは日本時間5日午前7時57分に発走予定となっている。
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