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「アノ機種」が天下を取る日が再び!? 現役関係者がパチンコ業界の展望を語る上で「重要なポイント」を告白!

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『GANTZ』や『テラフォーマーズ』といった大人気漫画とのタイアップ機や、『花の慶次』や『牙狼』といったビックネームの新台が登場予定となっているパチンコ業界。

 何れも導入前より雑誌などで取り上げられている話題作だが、不安視されているのは「強烈な爆発力の欠落」による影響だ。先述した新台の全ては、これまでの主流であったMAX機ではない。

 大当たり確率の下限を1/320までとし、確率変動継続率の上限を65%とする「射幸性の抑制」を目的とした規制が生まれた事で、これまで(旧MAX機)のような出玉スピード・量を失う事は必然だ。

 以前、某パチンコ店店長が「単純に出玉性能の問題は大きい」と語っていたように、出玉の瞬発力が失われる事に「物足りなさ」を感じる人間が生まれる可能性は否定できないだろう。

 そのような不安要素を抱えつつも、新基準機への入れ替えは本格化していく訳だが……そんな時代(旧MAX機が存在しない状況)だからこそ「ミドルスペックをメインにしてきた機種」が改めて評価される可能性もあるのではないか。

「ミドルスペック」をメインにしてきた機種。その筆頭が『海物語シリーズ』(三洋物産)である。

 1999年より続いている大ヒットシリーズ。他の台とは異なり、予告の期待度に大きく左右されない「単純明快な演出」が幅広い年齢層に受け入れられてきた。

 近年は「出玉感」の面で旧MAX機が主流となっており、全国のホールを席巻した「単純明快な演出」が特徴である『海物語シリーズ』の存在感は薄れつつあるのだが……今回の規制を機に流れは変わるかもしれない。

「ミドルスペックで実績を持つ機種が改めて評価される」可能性がある現状、今年の10月に導入された新台『CRスーパー海物語IN沖縄4』が大ヒットするか否かは「パチンコ業界の今後」を語る上で、重要なポイントともいえるだろう。

「MAXの代表のような機種が抑えたスペックで登場し始めています。しかし以前のような勢いを感じられないというのが本音です。今後も、店側が期待する稼働は見込めない可能性もあるでしょう。それもあって高齢なお客様にも好評な『海物語』が改めて注目されているんです。新台(沖縄4)も上々ですからね。スペック面を考えれば『海物語』を多く置けない店は厳しいと思いますよ」(現役パチンコ関係者)

 確かに短時間で万発も得られるMAX機の「強烈な爆発力」を失う影響は大きいだろう。「MAXの代名詞的な機種のミドルスペックを打ちたくない」といった考えが生まれる可能性も否定できず……パチンコへの興味が薄れる人間の出現は避けられないのかもしれない。

 しかし「ミドルでも十分」といった声が挙がっている事や、1玉1円で遊戯できる『1パチ』・大当たり確率が1/100前後の『遊パチ』といった気軽に遊べる台がヒットしている事を考えれば、今後の「低射幸性営業」が受け入れられる可能性も十分にあるのではないか。

 だからこそ、取材させて頂いた現役関係者も「ミドルスペックで実績を持つ機種(海シリーズ)が改めて評価される」「海物語を多く置けない店は厳しい」と考えているのだろう。

 今回の規制がパチンコ業界へどれ程の影響を与えるのかは明言できないが、一時的に「MAX機ロス」が引き起こされたとしても「極端な人数のパチンコ離れ」は起こらないといえるのかもしれない。

「パチンコの代表作」とまで評された『海物語シリーズ』が、再び天下を取るのか?

 何れにしても、新台を含めた『海物語シリーズ』に力を入れているホールが存在している現状……『海物語シリーズ』に類似したスペックが、主流になる可能性は十分にあるだろう。
(文=高杉晋太郎)

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