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パチンコ「突確」など斬新システムを多数搭載…CR時代に登場した激熱タイアップ機を振り返る

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「あンた背中が煤けてるぜ」

 強烈にカッコいいマンガである「哭きの竜」は、昭和60年から連載がはじまった麻雀マンガの先駆け的存在にして孤高の作品として大きな人気を博した。

 通常、鳴きまくる麻雀はつまらないとか嫌われるとか言われるが、その鳴き麻雀を駆使して裏世界で名を馳せるという設定やストーリー性も人気の秘密となる。

 この偉大な麻雀マンガをタイアップしたパチンコ機がサンセイR&Dから登場した。『CR哭きの竜』である。当時の新枠となる『烽(のろし)』は、渦巻く炎をイメージした赤を基調とする筐体で、右側が赤、左側が漆黒というスタイリッシュなカラーリングが印象に残っている。

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 炎の部分にはLEDランプが配置され、迫力のあるイルミネーション演出をもたらす。また、音響面でもこだわった設備が搭載されており、独立4スピーカーでは最新の音源チップを組み込むことで奥行きと表現力の高い音響環境でのプレイを実現した。

 その新枠においては、役物と盤面装置が重要な機能を担っている。それが「龍の目ワープルート」で、ここを玉が通過すると効果音とともに目の色が変化。その種類に応じて期待度が示されるようになっている。赤ならスーパーリーチ発展濃厚となる。

 また、ワープを通過した玉が液晶右側にある金色の牌を通るとサイコロ抽選演出が開始されるようになっており、サイコロの出た目によって演出の発展先や信頼度が決定される機能を搭載。特に1~3には特定条件による大当り濃厚パターンが存在するのでアツい瞬間を楽しめるのである。

 一方の液晶による演出では冒頭の有名なセリフのほかにも「他人に捧げる強運など持たぬ」や「己れは他人のためには生きられない」などの名言があちこちに盛り込まれている。ただ、映像はマンガ原作を元にした動きの少ないものとなっている。

 そして、大当りではクリスタルキングの大ヒット曲「大都会」がエモーショナルに流れ出すなど全体的にクールな仕上がりのマシンであるが、実はホットな機能も搭載されているのである。それは突然確変機能。

 大当り確率が1/329.5となる『ZNR』のみ搭載され、「天和チャンス」が発生するといきなり右打ちの確変状態に移行する。液晶で障子が閉まったあとにそのままの状態で図柄が変動を始めると確変突入となる。

 本機が登場したのが2004年9月。突確を世に知らしめたあの初代『CR新世紀エヴァンゲリオン』登場より3ヵ月早くお披露目された。とはいえ、最初に突確が搭載されたのは平和の『CR木枯し紋次郎J』。はじめての確変機にもなれず、斬新な機能として注目もされなかった谷間の機種なのである。

 ちなみに、スペックは大当り確率が1/350.5の『FNR』と1/315.5の『HNR』の計3タイプ。どれも確変突入率は50%で100回転の時短が付与されるゲーム性となっている。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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