甘デジ「一撃にも期待できた印象的なマシン」…国民的アニメを生み出した偉大なる漫画家の作品が驚きのパチンコ化

　日曜日のお茶の間を賑わす国民的人気の長寿アニメといえば1969年の放送開始から50年以上も続く『サザエさん』ですが、同じように1990年から30年以上も続くもう一つの人気アニメ『ちびまる子ちゃん』を思い浮かべる方も多いことでしょう。

　タイアップ機がほとんどとなった現在では『あんな有名な作品がパチンコに!?』等と驚かされることもありますが、それとはちょっと異なる意味で驚かされたタイアップ機種もありますよね。

　例えば『CR餃子の王将』（2009年）や『CR豊丸とソフトオンデマンドの最新作』（2017年）、最近では『P yes!高須クリニック～超整形BLACK～』あたりが当てはまるのではないでしょうか。これらは全て豊丸産業…豊丸おそるべしですね。

　それはさておき、冒頭で述べた『ちびまる子ちゃん』の原作者である『さくらももこ』さんのアニメがパチンコ化されたことには衝撃！…とまではいかないまでも、私のように少しばかり驚いた人もいるような気もします。

　それがニューギンから2010年にリリースされた『CRAさくらももこ劇場コジコジ』です。スぺックは2タイプで共に甘デジでしたが、その独特な画風とどこかメルヘンチックなキャラクター達に癒されたファンも多いはず。

■軽い一撃も狙える。ハネモノモードが可愛らしくて印象的


　大当り後には必ず5回転のSTに突入し、そこで大当りを引けなければ通常に戻りますが、見事大当りを射止めることが出来ればST5回転＋95回転の時短に期待できるため軽い一撃も狙えます。　

　その時短限定演出となるハネモノモードが可愛らしくて印象的でしたが、ハネモノ好きの私としては「正にハネモノ向きのコンテンツじゃないの？」等と思っただけに、リリースされれば良いのにな～なんて思ったりもしました。

　打ったのはたったの一度きりで特に馴染みのなかった機種でしたが、その後も原作者である『さくらももこ』さんのタイアップ機が何度もリリースされたことは意外でしたね。　

　エース電研『CRさくらももこ劇場スーパー0くん』（2013年）、西陣『CRAさくらももこ劇場 ミラくるずきんちゃん』（2016年）、『CR春夏秋冬withさくらももこ劇場』（2018年）等々。

　2019年にはニューギン『PAさくらももこ劇場コジコジ2』がリリースされており、設置店舗こそ多くはありませんが現役で稼働中です。

　残念ながら『さくらももこ』さんは2018年に亡くなってしまいましたが、改めてご冥福をお祈りすると共に、そのアニメやパチンコがこれからも末永く愛され続けてほしいと願いながら今回の記事とさせて頂きます。

（文＝電撃しらっち）
<著者プロフィール>
　業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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