【パチンコ・パチスロファン感謝デー】賞品が当りやすい店、当りにくい店はあるのか？ その内情を元ホール関係者が暴露

「ファン感＝なかなか当らない」というのが定説だが…

　今年もこの季節がやってきた。そう、全日遊連主催の全国パチンコ・パチスロファン感謝デーの季節だ。今年で第32回目を迎えるというのだから中々の歴史だろう。

　本来は1年に一度のイベントだが、いつからか都道府県ごとでも行われているので最近では年2回といったところ。公の「イベントが禁止となって久しいが、公認で開催されるイベントということもあって、集客に繋げたいと気合の入るホールも多いのではないだろうか。

　「こんなイベントは不要だからもっと出玉で還元してほしい」といった声も耳にするが、これはこれで楽しいもの。なかでも、最大のお楽しみなのが豪華賞品の当る抽選クジだろう。普段はあまり足を運ばないが、ファン感の時期だけはホールに行くという人もいるくらいだ。

　私はこの抽選と比較的相性が良く、今までに1等を当てたことが2回あるし、2～5位あたりを当てたことも何度かあるのだ。

　しかしながら、最近では当選した上位賞品が即転売されるのはお約束。おそらく今年も転売サイトなどに大量出品されるのではないだろうか。とはいえ、ユーザーの間では「ファン感＝なかなか当らない」というのが定説。

当選率をアップさせる「絶好の狙い目」とは？

　そこで、どんなホールだと当りやすいのか？ ホールによって当りやすい、当りにくいといことはあるのか？その点について答えてようと思う。それはズバリある！だ。

　必ずしも当てハマるわけではないが、ひとことでいうと客の少ないホールほど当りやすいといえるだろう。なぜならファン感の抽選クジのセットは、購入できる数に上限があるからだ。

　たとえば、1セットの賞品当選の総本数が30本だとしよう。それを1日ですべて配るとして、その日の総抽選人数が100人だとすれば約1/3で当選することになる。

　一方で大型店や高稼働店になると、セットの購入数も多くなる傾向にあり、上限まで購入するホールもあるかと思われるが、総本数が300本だとしても総抽選人数が1500人もいれば1/5でしか当選しない計算になる。

　ましてや高稼働にもかかわらず、セット数の少ないホールだとその当選確率はさらに下がるだろう。私が過去に在籍したホールは小型店で、出玉状況は決してよくなかったが、そういった部分には寛容であり、低稼働にもかかわらずセット数は多かったので、当選率は激高だったのだ。

　もっといえば、やはり従業員側にも“客の好き嫌い”があるわけで、当ってほしい客、そうでない客もいるのは当然。詳しくは書けないが、ある程度手心を加えて当選確率を上下することくらいは可能だ。

　ちなみに、冒頭の部分で「相性が良い」と書いたが、実をいうと私自身もそういった低稼働の小型店を狙い撃ちしていただけのこと。まぁそれも過去の話で最近ではわざわざそこまですることもないのだが。

　ファン感だからといって足を運んで、大負けまでしてクジも当らないとくれば気分も落ちるばかり。そして、大型店で尚且つ高稼働となれば当選確率は基本的に下がるばかりだ。

　どうしても「一度だけでも良いから豪華賞品を当てたい」という方がいれば、ぜひ参考にしていただきたい。繰り返しになるが、小型店、あるいは低稼働店は絶好の狙い目だ。