パチンコ新時代へ突入!実質的「リミッター解除」と業界初の要素で話題に!!
1997年辺りから、CRパチンコ機は業界団体から発表された過激なゲーム性などの各種自粛によって、最大5回リミッターの新基準機が登場してきました。言いかえれば、CR機の爆発力が無くなってしまったのです。
4回目も確変絵柄であれば、まだまだ大当りが続く可能性があるのに「5回目で強制的に通常絵柄で終了」してしまうのでした。本当に悲しかったです。時短機能に変わった現金機などを探して立ち回りを変えることになりました。
過去の「連チャン現金機」や「2回ループCR機」などの射幸性のあるゲーム性を知ってしまっているので、強制的に5回で終わる新基準機には何か物足りなさを感じたのです。
「もしかしてこのままずっと強制的なCR機のままなのだろうか」と暗い時期が続きましたが…。
その2年後に、ようやくそのリミッターが撤廃されることとなりました。その実質的第1弾機が発表になったのです。
実質的「リミッター解除」と業界初の要素
1999年に発表となった新基準機は、『CRフィーバーゼウスSX』(三共)です。この頃は、まだ有名人や著名なアニメなどのタイアップには積極的では無かった時代でした。同機もその流れのノンタイアップ機で、宇宙や戦闘機やロボットなどの銀河系をモチーフにしたモノでした。
スペックは、ミドル機がメインの大当り確率315.5分の1で、確変突入率50パーセント、1回ループで時短機能無しです。肝心なのはリミッター解除ですが、機能的には222回のリミッター性能がありました。
とはいえ、222回の確変継続は事実上リミッターが働くことがみられないと考えて良かったです。5回で強制的に終わるよりは、まだ安心して打てました。
パチンコに「未来」を感じた瞬間
同機が着実に設置台数を伸ばしていったのは、単にリミッターが解除されたからだけでは無かったのです。業界初の「32ビット」搭載画面であり、そのキャラクターなどの動きが比較にならないぐらいに、とても滑らかで鮮明で衝撃を受けました。
この「ビット」とは、TVゲームなどによく使われる表現だそうです。この数値が大きければ大きいほど、コンピューターの処理速度が上がることができます。それによって、より美しい画面で複雑なアクションをこなすことができたのです。
したがって、同機の予告やリーチでは今まで液晶パチンコ機には無い動きを見せることができました。特に予告やリーチでの「モーフィング」は、絵柄がくねくねしながら変化する動きの滑らかさに驚いたのです。
また、リーチアクションで絵柄が細かく数々の玉のように広がって変化する「スターダストリーチ」があります。これも「モーフィング」と同じように、絵柄から玉状の演出に移行する動きに荒さが無く、パチンコにまた未来を感じた瞬間でもありました。
後に同機は現金機スペックも登場し、私はCR機よりも現金機を良く打った記憶があります。この時代には、まだ確変突入率が50パーセント以上のスペックが無かった印象。それまでの規制に比べたら、新たな突破口を開いた機種だったのかもしれません。
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