パチンコ・パチスロ系をメインに執筆する「フリーライター」の評価は?【濱マモルののほほんコラムVol.198~娘のひと言~】

「フリーライターって、かっこいいね」って…

 先日、とても嬉しいことがあった。それは、娘のひと言だった。

 もちろん、信念を持って真摯に取り組んでいるものの、フリーライターという職業を誇れるかと問われれば、『秘宝伝』シリーズ風に言うと、答えは「否!」である。何故なら、これは「あと何千回、この電車に乗るのだろう…」と、サラリーマン生活に耐えられなくなったダメ人間の成れの果て。風任せにのほほんと生き続けた結果、ここへ辿り着いただけのことなのである。

 ノンジャンを自称しているが、メインはパチンコ・パチスロ系の記事。当然、執筆のためには取材は欠かせないし、プライベートでも打ち散らかしていることから、長いこと、子供たちには「遊んで暮らしている」と思われている。

 取材の前夜に「明日は早起きだなぁ」などと晩酌時につぶやくと、「どうせ、パチスロを打つだけでしょ」との厳しい指摘。まぁごもっともだし、いつになっても新台をいち早く触れるのはワクワクするし、感覚的には遊びみたいなものなのだが、取材時には各種データを採取する、設定差がありそうな部分を考察するなど、様々な任務があり、頭の中では仕事モードに切り替えてレバーを叩いているつもりだ。

 きっかけは、なにげない会話からだった。娘と仲良しの友人の父親は会社を営んでいるそうで、自宅に事務所があるとのこと。「うちのお父ちゃんと似てるね」「でも、家で仕事をしているわけじゃないでしょ?」「そうかもねー」などとキャッチボールをするうち、「そういえば…」と娘が切り出した。

「お父さんの職業がフリーライターって、かっこいいねってみんなが言ってたよ」。髭でロン毛、平日の昼間にプラプラしている生活スタイルに興味を示したのだろうか。娘が意図なく答えたところ、周囲からの反応はこうだったそうだ。

評価は予想外のもの…まだまだ頑張ろうと思いました

 小学4年生だし、おそらくフリーライターという職業を詳しくは知らないが故の返答だっただろうが、なによりも印象的だったのは、娘が嬉しそうだったこと。遊んで暮らしている風な我が父の評価が予想外のもので、悪い気はしなかったのであろうか。

 阪神タイガースの木浪聖也選手は今季、開幕当初こそベンチスタートだったものの、以降は不動の8番打者として大活躍。5月3日にはサヨナラ打も放ったが、デイリースポーツによると、「最近は、引退のことも考えるようになってきた」と告げていたそうだ。

 プロ野球選手としてのゴール。それを考えた時、真っ先に思い浮かんだのが愛娘のことだそうで、「パパがプロ野球選手と認識してくれるまでは頑張る」などと決意したという。このところ、テレビで背番号「0」を見ると、父親だと認識し始めているそうだ。

 片やカクテル光線を浴びて躍動するアスリート、片やハイビスカスの点灯に興奮するパチスロ好きのフリーライター。立場はまるで違えど、娘に喜ばれることは父親として、この上ない幸せ。近年、仕事量は右肩下がりだけど、まだまだ頑張ろうと思いました。

 ということでみなさま、お仕事の依頼、お待ちしております。 

濱マモル

神奈川県横浜市出身。レコード会社勤務の後、フリーライターへ転身。パチンコ・パチスロやギャンブル系を中心に、野球、音楽、街情報など幅広い分野で執筆する。特技は料理と飲酒で、超常現象好き。ドラマーとしての顔も持つ。

Twitter:@hamamamoru777

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