パチンコ「名機」新機種登場も「裏切り行為」にファンうんざり!? 「激辛スペック」頻発で「看板コンテンツ」為す術がなしか……
スペックを機種名にした『CR ALL2025 with 100』、甘デジにもかかわらず一撃3000個、また強力なループを搭載した『CRモンキーターン4』など異色のパチンコ機で定評あるメーカー西陣。
そんな歴史ある老舗メーカーから、往年の名機が進化を遂げて登場する。
それが、花満シリーズ最新作である『CR金の花満開ZAST』だ。
本機は1993年にデビューを果たし、これまで10機種以上ものシリーズ機が登場。同社が誇る看板コンテンツの1つだ。
スペックは、大当り確率1/319.69のV確ST機。確変突入率はヘソで33%とハードルは高いものの、必ず1000個以上の出玉が獲得でき、時短100回が付与される良心的なスペックとなっている。
一方、ST中は20%で通常時に転落してしまうが、全ての当たりがなんと2000個オーバー。場合によっては、大量出玉も夢ではない性能だ。
そして演出面は、シリーズを踏襲したシンプルで分かりやすいゲーム性。液晶演出の他に、画面下部にはドット演出を搭載するなど、往年のファンから若いユーザー層にも受け入れやすい仕上がりといえるだろう。
そんな生まれ変わった名機に対し、ユーザーからは「待ってました」「ドットあるのは嬉しい」と上々の反応。またキャッチコピーは「これぞ花満」と、本機に対するメーカーの自信は伝わってくる。
「今回の『CR金の花満開』は看板コンテンツだけに、注目度が高いことは間違いないです。これまでのシリーズ機も人気でしたからね。そして本機のSTは、現行機最長クラスの250回。チャンスを多く得られると感じる人も多いでしょう。
ただ、このSTに対して多くの不満も上がっているんですよ。本機は電チューの返しが1個なので、電チューに玉が入れない分だけ損失することになります。この性能で250回という超ロングSTとなれば、順調に大当たりを重ねたとしても、相当の玉が減ることが予想されます。
また、確変中の大当たり確率が約1/149なので『時間効率が悪いな……』『夜から打ちづらい』と悲観的に思うユーザーも多いですね。
規制の兼ね合いでせざるを得ないかもしれませんが、昨今の西陣に対する心配の声は大きいですよ……」(記者)
昨年、登場した『CR桃剣斬鬼 あたし! 鬼にはめっぽう強いんですぅ』は、凄まじい出玉性能を搭載した小当たりRUSHが大きな注目を集めた。
しかし、機種の甘さを見極める「ボーダーライン」の数値は、現行機種でワーストレベルの「約26回転」をマーク。また『CR ALL2025 with 100』も同様に「25.6回転」とユーザーにとって厳しい機種が目立つ。
西陣が誇るオリジナルコンテンツ『CR金の花満開』だけに、同じような結果にならないでほしいところだが……スペックを見る限り、同様の厳しさが見受けられる。
ただでさえ、期待を裏切る機種が目立つ西陣。この現状が続く限り、メーカーに対する信頼はますます失っていくのではないか。
(文=編集部)
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