
ファンの不安も頂点!? 川田将雅騎手が桜花賞「インが塞がって大外大移動」敗退に、皐月賞マカヒキでも……の声

先週の桜花賞(G1)は、大本命であったメジャーエンブレムが4着に敗退し、3番人気のジュエラーがシンハライトとハナ差の激戦を制して桜の女王となった。
レース後にもっとも騒がれたのは、これまで「逃げ」で圧倒的な勝利を重ねてきたメジャーエンブレムを控えさせてしまったC.ルメール騎手の騎乗ぶりに関することだろう。ルメール騎手自身「状態は良かったが、スタートがいつもの出方ではなかった」など想定外な部分のあったのかもしれないが、単勝1.5倍だっただけに騒がれるのは当然か。
ただ、ネット上ではもう一人の「騎乗ぶり」に注目が集まっている。
それは、最終的に10着でレースを終えたデンコウアンジュ騎乗の、川田将雅騎手。「小穴」の一頭という感じの人気だっただけに、着順自体は特に不思議でもないのだが……。
スタートもそこそこに後方3番手でレースを進めたデンコウアンジュと川田騎手。先行勢ではメジャーエンブレムが番手に控え、場内がざわついていた。この時点ですでに「大本命がまずい」と思ったファンは多かったことだろう。逆に他馬にとってはチャンスが広がった格好である。
そして最後の直線、川田騎手はインコースを選択。「直線の入り口で前が開いたので入っていきましたが」と語っており、確かに映像でもそれは確認できる。
しかし、直線に入った途端に前を行く他馬がインコースに密集。デンコウアンジュは閉じ込められることとなってしまった。
そこから川田騎手は少しずつ外、外に膨れていく。しかし後方待機なだけになかなか進路を見つけることができず、最終的に「大外」まで行ってしまった。すでに前方ではシンハライトとジュエラーが女王をかけた叩き合いの最中。外に出てから川田騎手が必死に鞭を振るったものの時すでに遅し。10着でレースは終わった。
近年の桜花賞において「後方から馬群を縫って」勝利したというのはあまり例がない。2011年、安藤勝己騎乗で同レースを制したマルセリーナがそれに近いだろうか。他馬との実力差を鑑みてインの経済コースを狙った川田騎手だったが、完全に裏目に出てしまった格好である。
ネット上では「どんどん外に行く姿に笑った」「冒険しすぎたな」などのコメントが多数。「川田の差し、追い込みはやはり危険」などという意見もあった。優勝したジュエラーと道中ほぼ同じ位置取りだっただけに、少々手痛い騎乗になってしまったのは間違いないだろう。
今回の騎乗により、ネットではまたしても17日開催の皐月賞(G1)への”不安”が再燃してしまった模様。
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