
藤田菜七子騎手も参戦予定!! 「ヤングジョッキーズシリーズ」で新世代の”スター騎手”は誕生するのか!?

JRAが、「ヤングジョッキーズシリーズ」の日程を発表した。
この「ヤングジョッキーズシリーズ」は、地方および中央所属の若手騎手が出場対象とされている。まず、4月から11月まで、高知、笠松、川崎、名古屋、佐賀、門別、盛岡、金沢、船橋、園田、浦和の地方競馬11場で各1~2レース「トライアルラウンド」が実施され、その成績上位者が「ファイナルラウンド」へと進出。レースにはそれぞれに中央と地方の若手騎手5~6名が出場する予定だ。そして成績優秀者(地方・7人、中央7人)は、大井競馬場で12月27日、また中央では12月28日に行われるファイナルシリーズに出場する。
「ヤングジョッキーズシリーズ」は若手騎手の騎乗機会を増やし、育成していくことを目的としている。この開催の背景は、地方競馬出身騎手や海外騎手が通年免許や短期免許を取得できるようになり、若手騎手の騎乗機会が年々減少しているという事情もあるようだ。昨年デビューした藤田菜七子騎手も参戦予定だという。
「以前から若手騎手には乗鞍が少なすぎるとはさまざまな識者が指摘していた点ではあります。これが開催されることで若手に注目が集まり、騎乗機会が増えることになれば、新しいスターが誕生して競馬人気の上昇の後押しになるのではないでしょうか。
やはり注目するのは藤田騎手の成績ですよね。本人は『マカオ国際男女混合ジョッキーズチャレンジ』のレース後、インタビューで今年の新人騎手がデビューすることに触れ、『もっと頑張らないといけないです。トレーナーもつけて、体をさらに鍛えます』と意欲をみせています。昨年は6勝に終わっていますが、これを上回る成績を収め、年末の中山競馬場に登場してもらいたいところです」(記者)
日本競馬の未来を明るくするためには、藤田騎手も含めた若手の台頭は必要だろう。若手騎手たちには「ヤングジョッキーズシリーズ」をきっかけに飛躍し、ベテランリーディングジョッキーたちの牙城を脅かす活躍をしてくれることを期待したい。
PICK UP
Ranking
23:30更新「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「関東の問題児」がバチバチの叩き合いで痛恨の騎乗停止…被害馬の騎手からもクレーム? 降着の裁決に「迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ち」
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
- 武豊「こんな馬ではない」アルテヴェローチェ不完全燃焼!レースレベルに疑問残るも…川田将雅「4コーナーで勝つと思いました」の明暗