
ウオッカ×フランケルの「夢の配合馬」が来年の英ダービー(G1)に登録。2歳女王ソウルスターリングを超える「17冠ベビー」の動向に注目

年が替わり、今年も数多くの3歳馬がクラシックへ向けた戦いを繰り広げているが、その中心となるのは、やはり日本ダービー(G1)だ。
日本中央競馬会(JRA)の3歳の番組構成そのものが日本ダービーを中心に構成されており、古馬のグランプリ有馬記念(G1)と並ぶ日本競馬の看板レースとして確立されている。
ただ、「世界最高峰のダービー」といえば、やはりイギリスのエプソム競馬場で開催される英ダービーということになるのだろう。
一昨年の勝ち馬ゴールデンホーンが同年の凱旋門戦も勝利して欧州年度代表馬に選出されたこと、昨年の英・愛ダービー馬ハーザンドを輩出したシーザスターズや、現在世界最高の成功を収めているガリレオなど、過去の勝ち馬にも歴史的な名馬がズラリと並ぶ英ダービー。
これまで日本ダービーが83回の歴史を重ねてきた中、未だ英国のダービーに挑戦した日本馬はいない。今年もマイネル軍団の総帥・岡田繁幸氏が所有するトラストとコスモスに英ダービーを目指すプランがあったが、どうやら実現することはなさそうだ。それは即ち、今年も英ダービーに挑戦する日本馬がいないことを意味する。
昨年、ラニが1995年のスキーキャプテン以来、21年ぶりのケンタッキーダービー(G1)挑戦を果たした。結果は9着だったが、それでもダートの世界最高峰のダービーに挑んだ意義は大きい。『JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY』の新設を含め、日本競馬におけるケンタッキーダービーへの距離を一気に近づけたといえるだろう。
そういった意味でも、今や日本から英ダービーに挑戦する猛者が現れてもおかしくはない時代になったといえるが、実際に来年2018年の英ダービーに一次登録を済ませている日本馬がいることはあまり知られていない。
PICK UP
Ranking
5:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
宝塚記念(G1)団野大成「謎降板」に関西若手のエースが関係!? 武豊の不可解な登場と突然のフリー発表…関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
- JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
- 【阪神C(G2)展望】武豊“マジック”でナムラクレア、ママコチャを破った重賞馬が待望の復帰戦! 短距離界の有馬記念に豪華メンバーが集結
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 天才の息子・福永祐一は何故「天才」と呼ばれないのか? 「漁夫の利」に集約されたシュヴァルグランでの「決意」に落胆