真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.04.21 08:47
武豊騎手とC.ルメール騎手が「世紀の一戦」へ静かに火花を散らす!両雄の天皇賞・春(G1)1週前追い切りの「状態」は?
編集部
果たして、現役No.1はどちらか――。
30日の天皇賞・春(G1、芝3200m)に向けた1週前追い切りが行われ、有馬記念(G1)の覇者サトノダイヤモンドと、昨年の年度代表馬キタサンブラックが躍動した。
まるで世界王者同士のボクシングのような「世紀の一戦」を前に、早くも独特の緊張感に包まれている競馬界。2頭の絶対王者が激突する史上最高レベルの天皇賞・春は、今年の競馬を占うレースとなりそうだ。
武豊騎手「あの着差は何とでもなる」
先に動いたのは、大阪杯(G1)で改めて圧倒的な強さを見せつけたキタサンブラック(牡5歳、栗東・清水久詞厩舎)だった。19日に栗東のCウッドで行われた1週前追い切りでは、6ハロンを82.8秒、ラスト11.8秒。ほぼ馬なりのまま併せ馬をきっちりと捉え、好調をアピールした。
見守った清水調教師は『日刊スポーツ』の取材に「しゃべることがない。聞くこともないでしょう」と余裕の表情。確かに、この動きを見せられては至って「順調」という印象しか出てこない。1週前としては、文句なく万全の状態だ。
最大のライバル・サトノダイヤモンドとの対決は昨年の有馬記念(G1)以来となるが、主戦の武豊騎手は「あの着差は何とでもなる」とクビ差で惜敗した一戦のリベンジを誓い、「(キタサンブラックが)去年より強くなっているのは間違いない」と静かな闘志を燃やしている。
舞台となる京都コースは、昨年の天皇賞・春を含む3戦3勝。ディフェンディング・チャンピオンとして、今回はプライドを懸けた天王山となる。
C.ルメール騎手「天皇賞はトップコンディションになる」
対するサトノダイヤモンド(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)は翌日20日に同じく栗東のCウッドで1週前追い切りを行い、2頭の併せ馬を置き去りにする圧巻の動き。池江調教師も「トータルで良くなっている」と確かな手応えを感じているようだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ジャスティンミラノを大幅に上回った「期待の良血」がG1に向けて出陣! C.ルメールに替わる新パートナーは「初制覇」のチャンス到来?
- 【フローラS】「批判覚悟の出走」が1000万馬券の大波乱を演出!除外された武豊の超良血は幻のG1馬に…「東京マスター」菅原明良と挑む渾身の権利獲り
- 【NHKマイルC】川田将雅ジャンタルマンタル参戦で浮上した「鞍上問題」…陣営と繋がり強い「三冠騎手」が有力候補? その背中に跨るのは
- 「ルメールショック」が木村哲也厩舎に直撃?桜花賞に続き皐月賞も人気馬が凡走…主戦騎手不在で「13連敗」の急ブレーキ
- JRA「隠れ最強馬」が待ちに待った戦列復帰…ジャスティンミラノに引け取らない実力、令和の「マツクニローテ」再現あるか?
- 【激走候補5頭】J.モレイラ不在の週末は波乱必至!? 大荒れ実績十分福島牝馬S(G3)&フローラS(G2)【週末重賞ピックアップ】
- セリフォス、ナミュールも不安?2024年マイル戦線は異常事態!マイラーズCは“安田記念を見切った格下馬”の激走に要注意!
- コスモキュランダ次走ダービーも「鞍上未定」の怪…J.モレイラ続投が決まらない理由に「身元引受調教師」の影響も?
- デビュー3年目の武豊が「神業」魅せた天皇賞・春…イナリワンとの邂逅でいよいよ凄みを増したリヴィングレジェンドの存在【競馬クロニクル 第52回】
- 【福島牝馬S(G3)展望】今年「50戦0勝」騎手が本命馬に騎乗!? リバティアイランドに迫った実力を示せるか