
「JRA三冠馬候補」VS「アジア最強の弟」VS「渋い豪脚馬」が激突!? 東スポ2歳S(G3)が来年を占う空前のハイレベルに!
11月の2歳戦が「世界」を見据えた戦いに!?
11月18日に予定されている「東スポ杯2歳S(G3)」。ディープブリランテやイスラボニータ、サトノクラウンやナカヤマフェスタなど、後のG1ホースを数多く生み出してきた登竜門だが、今年は「空前の好メンバー」になる可能性が浮上している。
新馬戦を圧巻の内容、破った馬たちが軒並み未勝利戦を勝利するなど早くも超大物と騒がれているのがルーカス(牡2 美浦・堀厩舎)が出走を予定。同馬が騒がれるのはその強さのみならず、国内外でG1を6勝した「マイル中距離2階級アジア制覇馬」モーリスの全弟だからだ。
当然ながらデビュー前から期待されていた素質馬であり、新馬戦では四角手前からのまくりで先頭に立ち、そのままねじ伏せて勝利という非凡な中身。すでに未来を嘱望される存在だが、出世レースで一気に世代の中心となれるだろうか。
しかし、もしかしたらこのレースの「主役」はルーカスではないかも……。ここまで2戦2勝、すでに「来年の日本ダービー馬」という声まで出ている大器ワグネリアン(牡2 栗東・友道厩舎)も同レースへの出走可能性がある。
中京での新馬戦は同じくディープインパクト産駒の超良血馬ヘンリーバローズとの壮絶な叩き合いを制して勝利。上がり3ハロンは32.6と驚異的なもので、一躍その名を知られる存在となる。続く野路菊賞では後ろから2番目でレースを進め、重馬場をものともせず大外から他馬をごぼう抜き。最後は流して2・1/2馬身差をつけての大楽勝劇となった。
ファンの間では「ディープインパクトの2歳時だ」「これは三冠」とまでいわれているワグネリアン。馬場不問で豪脚を繰り出すその能力は底知れない。ルーカスが「怪物候補」なら、ワグネリアンはすでに「怪物」という認識がなされている。
この2頭の存在だけでも「ここで対決はもったいない」「勝ったほうが来年の主役」と大いに盛り上がっている状況だ。
しかし、ここでさらに、この2頭すら豪快に飲み込んでしまいそうな大物がまた1頭。それが新潟未勝利で爆発的な強さを見せたオウケンムーン(牡2 美浦・国枝厩舎)である。
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