真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.10.02 21:00

毎日王冠(G2)に「キタサンブラック世代最後の大物」がスタンバイ! グレーターロンドンの「期待」と「不安」
編集部

女王ソウルスターリングを筆頭に、安田記念(G1)でG1初制覇を飾ったサトノアラジン、昨年の日本ダービー馬マカヒキ、昨年のドバイターフ(G1)の覇者リアルスティールなど、今年も秋のG1戦線を占う豪華メンバーが揃った毎日王冠(G2)。そんな名だたる名馬が揃い踏みする中、密かに注目されているのがグレーターロンドン(牡5歳、美浦・大竹正博)だ。
デビューしてから相次ぐ脚部故障に泣かされながらも、類稀なる素質を発揮。ついに今年は重賞にも初挑戦している。だが、重賞初戦となるはずだったダービー卿CT(G3)を直前で出走回避。続く安田記念(G1)も爪の不安で調整が遅れ、ようやく出走の一報がファンに届けられたのは出馬表が出される直前だった。
陣営は明言しなかったものの、決して万全とはいえない状態だったのは想像に難くない。そんな中で臨んだレースでは、これまでよりも前に位置取り、残り400mを切ってから進出。先頭を行くサトノアラジン、レッドファルクスらを脅かす末脚を見せるも届かず4着で終えた。だが、勝ち馬サトノアラジンとの差は0.1秒と「負けてなお強し」といった内容だった。
「グレーターロンドンにとって、最大の敵はソウルスターリングらライバルではなく、自身の体調でしょう。常に不安と戦わなければならないのが宿命なのかもしれませんが、それさえなければ勝ち負けできる実力は秘めていると思われます」(記者)
デビュー直後から期待されたグレーターロンドンだが、死に至ることもある難病・蹄葉炎を発症。約1年後に無事ターフへ復帰したものの、爪の不安は完璧に拭い去ることはできていない。その前はソエ(骨膜炎)も発症したことがあり、脚元はいわば「満身創痍」だ。
PICK UP
Ranking
17:30更新「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 「関東の問題児」がバチバチの叩き合いで痛恨の騎乗停止…被害馬の騎手からもクレーム? 降着の裁決に「迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ち」
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
- セイウンハーデスにも襲い掛かった「不治の病」…“奇跡の復活”カネヒキリ以来の伝説に挑む
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬