
毎日王冠(G2)ソウルスターリング「圧勝」で凱旋門賞エネイブルと激突へ!? 「親子2代」運命の対決へ”不安”は……

8日に東京競馬場で開催される毎日王冠(G2)。伝統のG2レースとしてマイル~中距離で毎年強豪メンバーが集うことで知られるが、今年はリアルスティールにマカヒキ、サトノアラジンにグレーターロンドンなどが出走を予定とここ数年でも相当なレベルだ。
それでも、今年の主役はソウルスターリング(牝3 美浦・藤澤厩舎)で間違いないだろう。
ここまで6戦5勝、敗れたのは稍重になった桜花賞のみで、あとはどれも危なげないレースで勝利を重ね、G1競走2勝を含む重賞計3勝と、すでに同世代牝馬では敵なしの状況だ。いまだ未知の素質を感じさせるスター候補である。
そんなソウルスターリング陣営が、秋のローテーションを「古馬激突」としたのも当然か。相手は一気に強化されるが、それすらも覆す強さを見せてくれることを期待したい。
ただ、やはり3歳牝馬だけに「不安」はある。斤量は53キロと十分なハンデをもらえている状況だが……。
「そもそも参戦自体が多くないですが、グレード制が導入された84年以降、3歳牝馬の優勝はないレースです。昨年ルージュバックが久々に優勝しましたが、その前は1993年のシンコウラブリイまでさかのぼるなど、牝馬にとっては難しいレースなのは間違いありません。メンバーも昨年より格段に強いですし、いくらソウルスターリングといえども容易に勝利できるレースとはいえないでしょう。しかし、期待度を考えればここも突破しなければならない。これからの競馬界の担う逸材にとって、まさに試金石といえる一戦です」(記者)
ソウルスターリングには、決して低くないハードルがそびえているようだ。藤澤厩舎という点で「毎日王冠は緩い仕上げでは」という懸念もある。ここで敗れ、万全の状態で天皇賞・秋へ……という皮算用があっても不思議ではないだろう。
しかし、「来年」を見据える意味では、どんな状況であろうとも勝利が求められる。特に1日に行われた「あのレース」を見せられると……。
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