フランケル産駒「真打ち」登場か。シグナライズが新潟新馬でヴェールを脱ぐ
今年も牝馬路線はフランケル旋風が吹き荒れるのだろうか?
今週末の26日(土)新潟第5レースの新馬戦(芝・1600m)で、注目の素質馬・シグナライズ(牝2歳、栗東・藤原英昭厩舎)がデビューを飾る。鞍上は岩田康誠騎手が務める予定だ。
シグナライズの父はG1競走で10勝をあげ、”世界競馬史上最強の名馬”との誉れ高いフランケル、母はフランスのG1・ヴェルメイユ賞で2着に入った経験を持つワイルドココ、母父はプルピットだ。
今年、フランケル産駒はイッツパーフェクトとタニノフランケルがすでにデビューを飾っている。だがタニノフランケルは2着と善戦したものの、イッツパーフェクトは9着と惨敗。シグナライズには、今年のフランケル産駒2歳世代での初Vが期待されている。
7月上旬からシグナライズは入念に乗り込まれていた。そして8月に入ってからは、栗東のウッドチップコースで併せ馬を行い、主に後方に控えつつ前を捉える内容の追い切りを消化しているという。今週は栗東の坂路で、54秒7-12秒3を馬なりで記録。調教で騎乗した北村友一騎手は「スポーツ報知」の取材に「追ってからの反応がいい」と高評価。また管理する藤原調教師も「仕上がりはいい」と太鼓判を押し、「競馬に行って、どんなセンスを見せてくれるか」と目を細めた。
「以前から、シグナライズはかなりの素質馬であるとはウワサされていました。ここまで順調にきていますし、鞍上は今年好調の岩田騎手ですので期待できるでしょう。同じフランケル産駒のソウルスターリングのような活躍をしてくれれば言うことなしですが、そのためにも新馬戦での勝利は絶対条件でしょうね」(記者)
レースにはディープインパクト産駒で昨年のキーンランドC(G3)を制したブランボヌールの全弟エントシャイデン、ハーツクライ産駒のアウデンティア、グランサムが出走予定。またアメリカンファクト、ケンデスティニーらの外国産馬も侮れない存在だ。
シグナライズは並み居るライバルたちを押しのけ、勝利を上げることができるのだろうか? 出走は26日12時25分からを予定している。
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