弥生賞(G2)ワグネリアン「調教師」がマカヒキとの違いを告白。史上8頭目の牡馬クラシック三冠へ、2年前のダービー馬になく「新怪物」が譲り受けたもの
いよいよ、その「真価」を見せる時がやってきた。
底知れぬ末脚でデビュー3連勝。ダノンプレミアムやタイムフライヤーといったG1馬を差し置いて「世代No.1」との呼び声も高いワグネリアン(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)が、4日に開催される弥生賞(G2)からクラシックへ始動する。
デビュー戦こそハナ差の勝利だったが、もう1頭の”怪物”ヘンリーバローズとの壮絶な叩き合いは、競馬ファンの間で早くも「伝説の新馬戦になるかもしれない」と囁かれている一戦。それもそのはずで、3着馬以下を5馬身以上突き放した叩き合いの結果、ワグネリアンが記録した上がり3ハロン32.6秒は、中京競馬場史上最速という2歳馬離れした時計だった
その噂は瞬く間に競馬ファンの知るところとなり、2走目の野路菊S(OP)では単勝1.9倍、前走の東京スポーツ杯2歳S(G3)に至っては、単勝1.4倍という圧倒的な支持を集めたワグネリアン。それもその評価に違わぬ楽勝劇で3連勝を飾れば、2頭のG1馬を差し置いて世代No.1評価を受けるのも当然か。
今回の弥生賞でダノンプレミアムら世代トップクラスのライバルにまで楽勝するようなら、いよいよ主戦の福永祐一騎手の日本ダービー(G1)制覇も現実味を帯びてくる。
ただ、当然ながら簡単な話ではない。
ここまで直線が長く広いコースで3連勝してきたワグネリアンも初の中山コースに苦戦するようでは、今回の弥生賞どころか皐月賞(G1)が危うくなってくる。勝負服が同じということもあって、よく比較される父ディープインパクトも中山コースを最も苦手としていただけに、今回の最大の課題となりそうだ。
そういった中、本馬を管理する友道康夫調教師が『週刊ギャロップ』(サンケイスポーツ)の取材に応え、非常に興味深い発言をしている。
PICK UP
Ranking
23:30更新- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
- 【天皇賞・春(G1)】ドゥレッツァも、タスティエーラも不安材料たっぷり? キャプテン渡辺「渾身の本命馬」は【徒然なる神のくず競馬トーク】
- 【天皇賞・春】春G1「勝利の方程式」がまたまた出現!14番テーオーロイヤルに“やり過ぎ感”…思い出したい「待て、あわてるな、これは孔明の罠だ」の声
- 【青葉賞(G2)予想】データも後押しシュガークンの可能性にかけて勝負!キタサンブラック弟を頭に流す
- 【青葉賞】実力派中堅が「88連敗中」の不思議…越えておきたいG2の壁、「スランプ突入」木村哲也厩舎の救世主となれるか
- 【天皇賞・春】武豊に次ぐ「長丁場の鬼」が超人気薄で虎視眈々…!?「バテない馬だし京都向き」惨敗で評価急落も条件大好転
- 【青葉賞(G2)】「武豊×シュガークン」に立ち塞がるライバル3頭! 新馬戦でジャスティンミラノに敗れた「東の大物」が急浮上【週末重賞ピックアップ】
- 【天皇賞・春(G1)】武豊×ドウデュースの復活勝利も霞むC.ルメールの神騎乗! 「死枠」克服を完璧に読み切った古馬王道路線の鬼が降臨
- JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
- 【天皇賞・春】堅そうだから本命は上位人気で勝負!C.ルメール不在なら「初G1勝利コンビ」に期待したくなるよね【UMAJOモモのオイシイ競馬】
関連記事
JRA藤沢和雄調教師「大器」オブセッションは皐月賞回避も!?「4強激突」の弥生賞(G2)でもピリピリ感なし……藤沢流の「真意」は?
武豊「絶賛」ジャンダルムの「超」成長力で2000m不安なし!?”池江マジック”で血統の常識を覆す「限界突破」を実現
JRAイチの「策士」調教師、弥生賞(G2)に「初出走馬」ら3頭投入! そのしたたかな狙い
弥生賞(G2)ダノンプレミアムに「三冠馬ナリタブライアン」級の期待。異次元の強さを誇る2歳王者にとって今回が「皐月賞よりも危険」な理由
【弥生賞(G2)展望】「王者」ダノンプレミアムVS「大器」ワグネリアンが早くも実現!オブセッション、ジャンダルムら「史上最強の前哨戦」開幕!