GJ > 競馬ニュース > マカヒキの真実
NEW

JRA札幌記念(G2)マカヒキの真実……「復活」「引退」で揺れる2016年ダービー馬の現在地

【この記事のキーワード】, ,
makahikiuushun.jpgマカヒキ(競馬つらつら

 19日に札幌競馬場で行われる札幌記念(G2)で、約2年ぶりの勝利を目指すマカヒキ(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)は、相変わらずファンの意見が真っ二つに分かれている存在だ。

 ネット上の掲示板などでは、この一昨年のダービー馬について今なお熱い議論が交わされているが、要するに「復活する派」「このまま終わる派」で意見が対立しているということだ。

 というのも、このマカヒキという馬のここまでのストーリーは非常にわかりやすい。

 デビューから3連勝し、近年稀に見るハイレベルなクラシックで日本ダービー(G1)を勝ち、世代の頂点に。次代の競馬界を担う存在として期待されたが、秋の凱旋門賞(仏G1)挑戦で大敗……そのダメージが残っているのか、それから約2年間、白星から遠ざかっている。

 さらに同世代で「ディープインパクト三銃士」といわれた皐月賞馬ディーマジェスティ、菊花賞馬サトノダイヤモンドらも古馬になってから本来の輝きを失っており、「ディープインパクト産駒は成長力に欠ける」という説の下、マカヒキもまた「このまま終わるのでは」と思われているようだ。

 ただ、凱旋門賞大敗以降の戦績を冷静に振り返れば、この馬の「現在地」が見えてくる。

 3歳秋に凱旋門賞で大敗して迎えた4歳春は、確かに遠征のダメージが残っていたようにも感じられた。しかし、京都記念は苦手の稍重で3着、大阪杯は大外枠から外々を回らされる展開で4着と人気を裏切ってはいるが、そこまで負けているわけではない。

JRA札幌記念(G2)マカヒキの真実……「復活」「引退」で揺れる2016年ダービー馬の現在地のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
  2. 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
  3. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  4. 「関東の問題児」がバチバチの叩き合いで痛恨の騎乗停止…被害馬の騎手からもクレーム? 降着の裁決に「迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ち」
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  7. JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
  8. セイウンハーデスにも襲い掛かった「不治の病」…“奇跡の復活”カネヒキリ以来の伝説に挑む
  9. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  10. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬