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JRA朝日杯FS(G1)「堅実末脚」ドゴールはグランアレグリアを逆転できる? サウジアラビアRCのレベルは……

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 2歳マイル王決定戦、朝日杯FSが16日に行われる。抜けた1番人気になりそうなのがグランアレグリア。前走、グランアレグリアが勝利する中で2着だったのがドゴール(牡2歳、美浦・黒岩陽一厩舎)だ。同馬に伏兵の資格があるのか、探ってみよう。

 ドゴールは2戦1勝、2着1回。その2戦を振り返ってみる。新潟の新馬戦(芝1400メートル)は出遅れたが、鞍上の津村明秀騎手が出していくと、スッと中団まで押し上げていく。気性は前向きそうだが、かかっているほどでもない。道中は内ぴったりを回り、直線でも最内からぐいぐいと伸びてきた。上がり3Fは最速の35秒2(重馬場)。2着に2馬身半差をつけた。

 2戦目は、グランアレグリアが楽勝した東京のサウジアラビアRC(G3、芝1600メートル)。またしても出遅れスタート。津村騎手は今回は出していかずに、後方で折り合いに専念。直線に入ってゴーサインが出るとややもたついたが、そこからはいい伸びを見せてグランアレグリア以外の馬は抜き去った。ここも上がり3Fは最速の33秒7。

 ドゴールは3戦目となるこのG1レースでも、着実に末脚を伸ばしてくるのではないだろうか。他馬を気にすることなくマイペースで走れるのがいい。まだ走りに硬さはあるが、飛びが高くバネがある。小柄な身体(約450キロ)から繰り出すフットワークは将来性を感じさせる。追われて瞬時に反応できないところがありそうだが、エンジンがかかればよく伸び、阪神外回り向きの持久力も備えている。

 父はサクラプレジデント。G1には手が届かなかったが、札幌2歳S(G3、芝1800メートル)、札幌記念(G2、2000メートル)、中山記念(G2、芝1800メートル)と3つの重賞を勝った。サクラプレジデントの3代母がスワンズウッドグローヴ。この系統からは日本ダービー(G1、芝2400メートル)を勝ったサクラチヨノオー、朝日杯FS(当時朝日杯3歳S)を勝ったサクラホクトオーなどが出ている。地味な種牡馬だが産駒を朝日杯FSに出走させてきたのは立派。

 この朝日杯FS、馬券ファンはグランアレグリア信頼派とグランアレグリア懐疑派に二分されそうだ。懐疑派の論点の一つが今年のサウジアラビアRCはメンバーレベルが高くなかったということ。だが、今年のメンバーにレベルの高い重賞を勝った牡馬がいるのだろうか。

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