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【愛知杯(G3)展望】古馬となっての飛躍を目指すノームコア始動!強い4歳世代は牝馬戦線でも中心になれるのか?

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 26日(土)に中京競馬場で開催される愛知杯(G3)は、牝馬限定のハンデ重賞。波乱傾向の高い難解なレースとなっている。今年は明け4歳の有力馬が人気の中心となりそうだが、昨年のこのレースで好成績を残している各馬との争いに注目が集まる。

 昨年のエリザベス女王杯(G1)以来の出走となるノームコア(牝4、美浦・萩原厩舎)は、ここから古馬女王を目指していくことになる。昨年はフラワーカップ(G3)、フローラS(G2)でともに3着と好走するも、春のクラシックへの出走権を獲得することはできず。休養を挟んで秋の紫苑S(G3)へ出走すると、好位から安定のレースぶりを披露した。スローペースの展開も味方につけアガリ3ハロンを最速の末脚でまとめ、2着馬に3馬身差を着けての完勝。初めての重賞制覇を飾り秋華賞(G1)にも大きな期待を持たせた。しかしレース後の状態が整わず無念の回避。春から出走を目指し続けた3歳牝馬G1には1度も出走することができず、悔しい結果となってしまった。その後状態が戻り、初めてのG1挑戦となったエリザベス女王杯(G1)では持ち味を十分に発揮したが、古馬勢の壁は高く5着に敗れた。雪辱を期す今年は悲願のG1タイトルを目指す上でも勝っていいスタート切りたいところ。ここまで掲示板以下の成績がないことからもわかる通り、秘めているポテンシャルは相当なものがある。牝馬路線の主役候補となることができるか注目したい。

 ランドネ(牝4、栗東・角居厩舎)は重賞未勝利ながらも牝馬クラシックを経験した強みがある。オークス(G1)へはトライアルのスイートピーS(OP)で2番手追走から早めに抜け出し、後続の追い上げを抑えて勝ち切り。紫苑S(G3)でも逃げ残り秋華賞(G1)出走権を勝ち取った。肝心のオークス(G1)では11着、秋華賞(G1)では6着と結果を出すことはできなかったが、春よりも成長している姿を見せてくれた。仕切り直しの1戦となった前走の修学院S(1600万下)では、NHKマイルC(G1)で3着となっていたレッドヴェイロンなどの強力なライバルが相手にいたが、しっかりと逃げ切り勝ちを収めている。初めての重賞制覇がかかる大事なレースとなるが、持ち前のスピードを活かした先行策をとることができれば、開幕2週目で状態の良い馬場でなら逃げ切りも十分に狙える。

 ウラヌスチャーム(牝4、美浦・斎藤厩舎)も注目したい4歳馬の1頭。中団から後方待機の競馬を得意としており、レースでは堅実な末脚が目立っている。その反面なかなか勝ち切ることができないレースが続いていたが、ここにきて2連勝と本格化の気配を見せ、ようやくOPクラス入りを果たした。特に前走の迎春S(1600万下)では前有利な中山競馬場、スローペースというこの馬にとっては厳しい展開であったが、自分のスタイルである後方からの競馬を貫くと直線では鋭い動きで差し切った。中2週と間隔を詰めての出走は初めての経験となるため、状態面がカギを握ることになる。直線の長い中京競馬場のコース形態は、末脚が魅力のこの馬にとっては好材料と言えそうだ。連勝街道をひた走り一気に重賞ウィナーの仲間入りを果たすことはできるだろうか。

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