
JRA「ウィンクス連勝ストップ」へクルーガーが挑戦!? 世界最強牝馬の一角に「不運の馬」が挑む!

現在、G1・24連勝を含む32連勝中のウィンクス。同馬は、13日にランドウィック競馬場で行なわれるクイーンエリザベスS(G1・芝2000メートル)で引退する予定となっている。オーストラリア最強馬として、有終の美を飾ることができるかが注目されているその1戦に、”悲運のマイラー”クルーガー(牡7、栗東・高野友和厩舎)が出走を予定していることがわかった。
クルーガーは父キングカメハメハ、母アディクティド、母父ディクタットという血統を持つ。将来を嘱望されていたクルーガーだったが、そのキャリアはケガとの戦いだった。
まず明け3歳の京成杯(G3)で3着に入ったものの、後に右前ヒザを骨折。クラシックを棒に振った。半年後に復帰し、条件戦を勝ち上がると4歳時に読売マイラーズC(G2)で待望の重賞初制覇を達成。ここから飛躍するかと思われたものの、その後同箇所を故障してしまう。
そして、1年後に復帰したクルーガーは初戦となったマイラーズCこそ10着に終わるも、富士S(G3)3着、翌年の京都金杯(G3)2着とマイル路線で存在感を示す。『今度こそと思われていた』ものの、右前脚の球節部を骨折する不運に見舞われてしまった。
「これからというときに故障してしまう”不運の馬”として、競馬ファンにも知られていました。昨年の後半、3度目の故障からに復帰したクルーガーは、当初こそ振るわなかったものの今年1月のポルックスS(OP)で4着と好走。この結果を受けて、陣営は以前から構想を練っていた海外挑戦を決めたようです」(競馬誌ライター)
ノーザンファーム天栄で放牧されていたクルーガーは3月18日に成田空港から出国。オーストラリアで追い切りなどをこなし、ドンカスターマイル(G1)に挑戦した。レースでは出遅れるも、巻き返して好位をキープ。最後の直線で脚を伸ばしたが、届かずに4着に終わっている。
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