JRA菊花賞(G1)ヴェロックス川田「VS福永祐一」に完敗の屈辱……「距離が長くなるのは良くない」もサトノルークス大健闘2着

川田将雅騎手にとっては、目を疑いたくなるようなゴール前だったかもしれない。
20日に京都競馬場で行われた菊花賞(G1)。川田将雅騎手が騎乗したヴェロックスは、単勝2.2倍の1番人気に推されたが、3着で喜べるはずもないだろう。
これで川田騎手は春の宝塚記念(G1)に続き、秋のスプリンターズS(G1)、秋華賞(G1)、そして菊花賞と、悔しい1番人気4連敗となった。
しかし今回、川田騎手にとっては、それら以上に「屈辱的な結果」だったに違いない。
「現状だと、距離が長くなるのは良くないです。成長してくれれば、距離が延びてもこなすかと思いますが……」
先月に行われた菊花賞トライアル・セントライト記念(G2)のレース後。8番人気だったサトノルークスを2着へ導き、見事菊花賞の優先出走権を掴ませた川田騎手は、3000mの本番に向けて表情を曇らせた。
現在130勝を上げ、リーディングをひた走るトップジョッキーからの「絶望的」とも取れる重い一言。サトノルークス陣営は当然だが、取材するマスコミも挙って本馬の「距離不安」を書き立てた。
しかし、そこに真っ向から異を唱えたのが、新コンビに抜擢された福永祐一騎手だった。
「距離は心配しても仕方がない。そもそも、3000mを走ったことがある馬が一頭もいない」
『スポニチ』のインタビューに応じた福永騎手は「(自身が騎乗して1800mのG1を勝った)リアルスティールも(2015年の菊花賞で)2着に来ている。菊花賞もスタミナ勝負の様相が強かった昔とはイメージが変わってきた」と、川田騎手の不安説を一蹴。
「血統もあるけど、操作性の高さが重要になってくる。性格もいい。楽しみは持っています」と、サトノルークスに自信を覗かせていた。
そして菊花賞のゴール前、そんな関西を代表するトップジョッキーの意地と理論が激しくぶつかった。
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