
JRA「またも」落馬事故で横山武史が病院搬送……藤田菜七子、戸崎圭太、三浦皇成ら関東スター騎手の相次ぐ“悲劇”にファンも心配
またも、悲惨な事故が起こってしまった。
22日、小倉競馬場で行われた2Rでケイマジェスティに騎乗した斎藤新騎手が落馬。巻き込まれる形で、ミツカネショコラに騎乗していた横山武史騎手も落馬した。
15頭立てで行われたダート1700mのレース。好スタートからハナを奪った横山武騎手のミツカネショコラだったが、じょじょに手応えが怪しくなり、3コーナーでは中団まで下がっていた。
馬群の内側を走っていたこともあり、横山武騎手も慎重に位置取りを下げていたが、その前を走っていたケイマジェスティがバランスを崩して斎藤新騎手が落馬。乗り上げる形でミツカネショコラもバランスを崩し、横山武騎手がコースに叩きつけられた。
レース後、斎藤新騎手こそ右肘打撲の軽傷だったが、北九州市内の病院に搬送に搬送された横山武騎手は右前側頭部・顎打撲、右口唇挫裂傷、腰部打撲と診断され、明日の騎乗馬もすべて乗り替わることが発表されている。
「横山武騎手が騎乗していたミツカネショコラこそ無事でしたが、斎藤新騎手のケイマジェスティは右中手骨粉砕骨折。残念ながら予後不良となってしまいました。
ただ、騎手の方は横山武騎手も打撲や裂傷で済んだ分、復帰までそう時間は掛からないと思います。軽傷だった斎藤新騎手は当日こそ乗り替わりとなりましたが、明日のレースには様子を見て騎乗できる可能性があるとのことでした」(競馬記者)
それにしても最近は、落馬事故が相次いでいる印象だ。
前出の記者も「気になる」と話していたが、特に美浦に所属する騎手に至っては、昨秋に関東リーディング首位を走っていた戸崎圭太騎手、年末には大ベテランの蛯名正義騎手が、それぞれ落馬負傷。現在も休養を余儀なくされている。
今年になっても年明けに三浦皇成騎手が、2月に入って松岡正海騎手、藤田菜七子騎手が相次いで落馬負傷。三浦皇成騎手や藤田菜七子騎手は3月にも復帰できるメドが立ったようだが、今度は現在(22日現在)関東リーディング4位につける若手有望株の横山武騎手が負傷してしまった。
「寒い時期は事故が増えますし、今日のように最近は天候の悪い開催も多い印象。特に関東は有力騎手の多くが落馬負傷しており、ある関係者も『乗せる騎手がいない』と嘆いていました。
来週から春競馬が開幕し、競馬も盛り上がります。事故が減ることはもちろん、休養している騎手たちの早期復帰も待たれるところです」(同)
この事態には当然多くのファンも心配しており、美浦所属の騎手たちに「みんなでお祓いに行った方がいい」という意見も。サラブレッドという生き物と共に走る故、競馬に事故は付き物なのかもしれない。だが、少しでも安全にレースが行われることを切に願うばかりだ。
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