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JRA木幡育也「重賞未勝利騎手」大活躍の波に乗る!? 阪急杯(G3)連勝中ライラックカラーで一発!

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 23日(日)のフェブラリーS(G1)で2着に入ったケイティブレイブの手綱を取った長岡禎仁騎手は、このレースがG1初騎乗だったことで大きな注目が集まっていた。同日に行われた小倉大賞典(G3)をカデナで制した鮫島克駿騎手も、これが重賞初勝利だった。

 これまで重賞競走で実績がなかった騎手が、重賞で大きな仕事をするケースが続いている。こうしたトレンドについて、こんな話をする記者がいる。

「今週末は木幡育也騎手の出番だよ」

 「木幡3兄弟」の末っ子である木幡育騎手は2017年のデビュー。今年で騎手人生4年目に突入している。阪急杯(G3)に騎乗予定となっているライラックカラー(牡5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)連勝中の期待馬だ。

 木幡育騎手は2走前の東京・奥多摩S(3勝クラス)で、初めてライラックカラーとコンビを組んだ。当時は単勝オッズ26.7倍の11番人気だったが、その低評価を覆して快勝。続く前走の中山・カーバンクルS(OP)でO.マーフィー騎手に乗り替わって連勝。そして今回は木幡育騎手に手綱が戻る形で、初めての重賞挑戦となる。

 『netkeiba.com』の予想単勝オッズは22.7倍で7番人気。ライラックカラーが重賞初挑戦となる点、そして鞍上が世界的名手から重賞未勝利の若手騎手になる点が評価を下げる理由なのかもしれない。

 だがライラックカラー自身は至って順調だ。今月9日(日)に美浦の坂路で時計が出て以降、坂路と南Wで7本の時計を出している。最終追い切りは南Wで5F71秒2、ラスト1F13秒2。輸送を考慮してか、やや控え目だったが、時計を出した本数はカーバンクルSの5本よりも多い。少なくとも状態面での懸念材料はないと考えていいだろう。

 ライラックカラーはルーラーシップ産駒で、母親はルルパンブルー。この母親の名前を覚えている人も多いだろう。2007年、当時は年末に2歳牝馬の重賞競走として、中山の芝1200mで行われていたフェアリーS(G3)の勝ち馬ルルパンブルーの仔なのだ。1400mの阪急杯で大きな仕事をやってのけることがあっても、不思議はない。

 「木幡3兄弟」の2番目の兄、木幡巧也騎手は22日(土)のダイヤモンドS(G3)をシンガリ人気のミライヘノツバサで制し、日本中の競馬ファンを驚かせた。今週末はその弟である木幡育騎手の出番なのではないか。連勝中のライラックカラーなら、可能性は十分にありそうだ。

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