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JRA開催「完全中止」秒読みか……新型コロナウイルス「騎手の1人でも感染すれば」日本ダービーなど春競馬全休の可能性も

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 11日、春の全国センバツ高校野球が史上初の中止という残念なニュースが発表された。新型コロナウイルスの感染拡大を懸念したもので、一時は無観客の開催も検討されたが、プロ野球など各スポーツイベントの延期が発表される中、苦渋の決断となった。

 そんな中、実は「競馬」も中止が現実的になりつつある。

 先月29日から、すでに無観客開催に移行している中央競馬。インターネット投票に支えられながらも売上減が続く厳しい状況だが、新型コロナウイルス感染拡大の終息が見えない以上、現在は出口のないトンネルの中にいるような状況だ。

 しかし、その一方でプロ野球やJリーグと異なり、中央競馬には明確なオフシーズンが存在しない。言い換えれば、「延期」という柔軟な対応を取るスケジュールの余裕がないということだ。

 つまり、現在の中央競馬は大規模な延期が必須の状況になれば、即「中止」という決断を取らざる得ない中で無観客開催を継続しているということになる。

 この状況にJRAの関係者も「(無観客の競馬開始)当初は(3月29日の)高松宮記念(G1)くらいには、大丈夫になるだろうと思っていた」と本音を明かしている。初期段階では、競馬場や場外馬券売り場で馬券の発売ができない状況下で「どれだけ売り上げがあるのか興味がある」という強気な姿勢もあった。

 だが、一向に状況が改善を見せない中、関係者らの危機感が募るばかり……約1兆円の売り上げが見込める春のG1連続開催を前に、日に日に「中止」の可能性が高まっている。

「実は今、現場で『騎手の中で1人でもコロナウイルスの感染者が出れば、競馬開催の中止を検討する可能性がある』という話が出ています。これはJRAサイドの方針で、ある若手騎手も『そういった通達は聞きました』とのこと。

JRAには現在100名を超える騎手が所属していますが、何事もないことを祈るばかり。様々な対策が取られていますが、果たしてどこまで防げるのか……そういった意味で、今の競馬開催は『薄氷の上』と言わざるを得ません」(競馬記者)

 実際に騎手会長の武豊騎手も、自身の公式ホームページを通じて「新型コロナウィルスの終息が見えていないだけに、ご来場いただくときには十分に備えられてください。ボクらジョッキーも、1日何回洗うんだろうぐらいの手洗い励行で気をつけています」と語っている。

 しかし、その一方で騎手はただ競馬場でレースに騎乗するだけでなく、想像以上に多くの人々と関わる職業のようだ。

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