GJ > 競馬ニュース > 春盾に「海外」から刺客!?
NEW

JRA天皇賞・春(G1)に「海外」からの刺客!? 「選択肢の1つとして」フランスの日本人調教師が“凱旋帰国”に意欲

【この記事のキーワード】,

JRA天皇賞・春(G1)に「海外」からの刺客!? 「選択肢の1つとして」フランスの日本人調教師が“凱旋帰国”に意欲の画像1

 5月3日に開催予定の天皇賞・春(G1、3200m)。今年も名うてのステイヤーが集結することになるが、この1戦に海外からの刺客が出走を視野に入れているという。「日刊スポーツ」が、フランスで開業している清水裕夫調教師が管理するアンドルフィン(牝5歳)を天皇賞・春に予備登録したと報じた。

 清水師は日本獣医生命科学大学卒業後、複数の厩舎で修行を行った後に渡仏し、18年から現地で開業。昨年は、91年の凱旋門賞を制したスワーヴダンサー、99年に同レースを勝利したモンジューなどを管理したジョン・ハモンド師の勇退に伴い、師の馬房、管理馬を引き継いだことでも話題となった。

 名伯楽も認めた清水師が送り込む予定のアンドルフィンは、これまで長距離戦で2勝。昨秋は重賞初挑戦となったサンクルー競馬場のベルナイトアワード(G3/芝2800m)で2着と好走している。清水師は「3000m超の平地重賞は少なく、全世界を見渡しても数える程しかないのが実情」だとして、「選択肢の1つとして天皇賞・春は自然と思い浮かびました」とその理由を説明している。

 天皇賞・春は05年に国際競走に指定され、海外調教馬に門戸を開いた。同年にはオーストラリアのマカイビーディーヴァが牝馬ながら出走して7着。11年にはロワイヤルオーク賞(仏G1)を勝利したジェントゥーが9着に入った。12年にはレッドカドーが3着に入り勝利まであと一歩に迫ったものの、翌年は14着に終わっている。

「国際競走になってから毎年複数の陣営が予備登録を行っていますが、実際に出走までこぎつけた回数はあまり多くありません。昨年も4頭の外国調教馬が予備登録を行ったものの、最終的に回避しています。日本調教馬のみでレースが開催されることがほとんどです。

 ですが、清水調教師は日本人。関係者とのパイプも構築されていて、さらに近年は世界同様日本でもステイヤーが軽視される傾向にあり、昨年の天皇賞・春にG1馬が1頭しか出走しなかったということも把握しているはず。そのような状況下ならば、チャンスがあると考えて出走を検討しているのではないでしょうか? 本気度は高いと思います」(競馬誌ライター)

 今年アンドルフィンが出走を果たし、結果を残すことができるのだろうか? もし同馬が好走すれば、今後は外国調教馬の参入が相次ぎ、上位を独占することもあり得るかもしれない。

JRA天皇賞・春(G1)に「海外」からの刺客!? 「選択肢の1つとして」フランスの日本人調教師が“凱旋帰国”に意欲のページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  6. 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
  7. 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  10. 横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を