
JRA桜花賞「史上最高級ボーダー」で陣営悲鳴!? エルフィンS「圧勝」デアリングタクト除外危機の異常事態
このままだと桜花賞の出走危うい?
桜花賞の有力馬デアリングタクト(牝3、栗東・杉山晴紀厩舎)陣営には頭の痛い状況かもしれない。リステッドレースのエルフィンSを勝利しているデアリングタクトの収得賞金は1600万であり、例年であれば出走当確となっていた可能性が高い。
だが、今年の桜花賞戦線の場合、有力馬がバラけたこともあり、賞金のボーダーラインが上がっている。
15日現在でチューリップ賞(G2)が3頭、フィリーズレビュー(G2)が3頭、アネモネS(L)が2頭と桜花賞トライアルが終了した。それぞれの優先出走権は計8頭に付与されている。
これらの馬以外にデアリングタクトの収得賞金1600万を上回る馬が7頭存在しているため、トライアル組の8頭とあわせると15頭。さらに14日、土曜中京のファルコンS(G3)を勝利し、賞金加算に成功したシャインガーネットを加えると16頭となる。
桜花賞のフルゲート18頭に対し、デアリングタクトと同じく収得賞金1600万であるケープコッド、ヒルノマリブの3頭が抽選対象となる可能性も出て来た。
また、桜花賞トライアルではないがフラワーC(G3)も控えており、同レースに出走して賞金を加算する馬が桜花賞を目指した場合、さらに危機的な状況となりそうだ。
デアリングタクトはエルフィンSを後方から一気の脚で鮮やかに抜け出し、一躍桜花賞候補の仲間入り。勝ち時計の1分33秒6は、芝1600mで行われた今年の京都開催で最速だった。このタイムは重賞レースである京都金杯(G3)の1分34秒やシンザン記念(G3)の1分35秒9をも凌ぐ好時計でもある。
桜花賞に出て来れば上位人気に支持される可能性は高く、注目されている馬だ。エピファネイア産駒初の重賞勝ちの期待も大きい。
現時点では各馬の動向は不鮮明ではあるが、もしも出走できないということになると、桜花賞の盛り上がりにも大きく影響がありそうだ。
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