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JRA「史上初」ずくめなるか!? 矢作厩舎モズアスコットが高松宮記念(G1)で「空前絶後」の大偉業に挑む!

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 29日に中京競馬場で高松宮記念(G1)が無観客で開催される。グレード制導入後、初めて無観客で開催されるG1レースになる。

 そんな中、高松宮記念でモズアスコット(牡6歳、栗東・矢作芳人厩舎)が史上初の偉業に挑む。

 2月のフェブラリーS(G1)を制し、見事に芝・ダートの二刀流G1馬に輝いたモズアスコット。4月にオーストラリアで開催されるドンカスターマイル(G1)の出走を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で回避を決定。そのため、オーストラリアに出走しない場合の保険で登録していた高松宮記念の出走が決まった。

 芝・ダートのマイルG1に続いて、芝短距離G1タイトル獲得を目論む。歴代のJRA芝・ダート二刀流G1馬でも、短距離G1は勝っていない。モズアスコットが高松宮記念を勝てば、史上初の快挙達成になる。

 今回の中間の調整は、当初オーストラリア遠征を予定していたため、検疫の関係で東京競馬場のダートコースで行ったのがいつもと異なる。その心配をよそに、最終追い切りは栗東坂路コースで4ハロン50.2秒、ラスト12.3秒を記録。51秒台の指示のところ、予定より早い時計になったが、矢作調教師は「動きそのものは良かったです」と話しており、急な予定変更だが順調な仕上がりでレースに臨めそうだ。

 また初の短距離挑戦についても、「体型的な変化から、距離延長より短縮だと思う」と矢作調教師は適性を感じている。さらに左回りも得意としており、偉業達成を射程圏内に入れている。

 そして今回のレースでは、もうひとつの「史上初」がかかっている。

 矢作厩舎は昨年の有馬記念(G1)をリスグラシュー、ホープフルS(G1)をコントレイル、そして今年のフェブラリーSをモズアスコットで制し、現在G1レースを3連勝中。これは2004年に松田国英調教師がNHKマイル(G1)、オークス(G1)、日本ダービー(G1)で達成して以来、2人目の快挙だ。

 高松宮記念を制覇できれば、「史上初」のG1・4連勝の快挙達成となる。

 これについて矢作調教師は「意識しても仕方ないです。でも、世の中がこういう状況なので、少しでも明るい話題を提供できればという気持ちはあります」とコメントしている。

 史上初の「無観客G1」で、史上初の「芝・ダート+短距離G1馬」の誕生、そして史上初の同一厩舎「G1・4連勝」となるか。

 高松宮記念は史上初ずくめのレースとなるかもしれない。ぜひ、自粛ムードの世の中を元気づけてほしいものだ。

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