
JRA高松宮記念(G1)モズアスコット正式参戦決定! 芝・ダート二刀流G1馬にスプリントG1・3勝の名手が援護射撃
24日、今週の高松宮記念(G1)に登録していたモズアスコット(牡6、栗東・矢作芳人厩舎)が同レースに参戦することが正式に決まった。未定となっていた鞍上はM.デムーロ騎手と新たにコンビを組む。
フェブラリーS(G1)を勝ち、芝ダート二刀流でG1制覇となったモズアスコットの次走は当初、豪州のドンカスターマイル(G1)が予定されていた。ところが、新型コロナウイルスによる現地での検疫問題を考慮した結果、豪州遠征を回避。今後の動向が注目されていた。
ドバイ国際競走中止による騎手の出国取りやめで、すでにタワーオブロンドンがL.ヒューイットソン騎手から福永祐一騎手に乗り替わりが発表され、アイラブテーラーも和田騎手から武豊騎手の継続騎乗が明らかになったばかり。
「主戦のルメール騎手がドバイ遠征で不在となるため、モズアスコットの次走には慎重にならざるを得なかったはずです。その影響もあってか、高松宮記念に登録はしていたものの、鞍上は未定のまま、流動的な状況となっていました。
幸か不幸かドバイ国際競走中止でデムーロ騎手が空いたことは、参戦の後押しになったかもしれません」(競馬記者)
豪州遠征取りやめの理由とされた体調も「1週前追い切りの時点で緩いと思っていたが、日曜の坂路でよくなっていた。初の1200m戦でスタートがカギになってくると思います」と、陣営も良化を感じているようだ。
また、ダートのG1・フェブラリーSを勝った馬が同年の高松宮記念に参戦することはかなりレアケースとなる。とはいえ、芝1400mのスワンS(G2)では18年、19年と連続2着しており、スプリント戦の適性はありそうだ。
1週前追い切りでは、栗東の坂路でステイフーリッシュと併せて、4F52秒3-1F12秒1の好時計で楽に2馬身先着したように態勢は整った。
また、スプリントG1制覇は二刀流G1の先輩アグネスデジタルも成し遂げていない偉業でもある。
そこへきて14年の高松宮記念をコパノリチャードで制し、レッドファルクスで16年、17年のスプリンターズS(G1)を連覇した実績を持つデムーロ騎手での参戦は、またとない援護射撃となるのではないか。
大一番で勝負強さを見せる名手の手綱さばきに期待したい。
PICK UP
Ranking
5:30更新JRA宝塚記念(G1)横山典弘「息子愛」でタイトルホルダー救った!? 好アシストに陣営からも感謝の声、横山和生が「最大のピンチ」を脱した裏側
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 川田将雅「ルール違反疑惑」の現場関係者にブチ切れ!? マスコミ関係者に注意喚起の即通達…怒りを隠せなかった「目に余る行為」とは
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 武豊「スキャンダル」「ケガ」など揺れに揺れた2017年。弟・幸四郎騎手「引退」から小浦愛「不倫疑惑」、そしてキタサンブラック「大団円」までをプレイバック!
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】