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JRA高松宮記念(G1)馬体重が重要ファクター、「2つの条件」からダノンスマッシュ&ダイアトニックはアタマなし! 当日発表前でも断言できるその理由とは

JRA高松宮記念(G1)馬体重が重要ファクター、「2つの条件」からダノンスマッシュ&ダイアトニックはアタマなし! 当日発表前でも断言できるその理由とはの画像1

 競馬の予想には血統や調教など様々なファクターが存在するが、レースの約1時間前に発表される「馬体重」も参考にしたい重要なファクターの一つだ。

 29日(日)に行われる高松宮記念(G1)では、馬体重にまつわる2つの傾向があることを知っているだろうか。結論から言うと、当日の馬体重「480kg未満」と、前走からの馬体重「増加組」はこのレースで苦戦傾向にある。

 まず当日の馬体重だが、過去10年の勝ち馬は全て480kg以上の大型馬。競馬界では「スプリント戦は馬格が重要」という格言が存在するが、高松宮記念はそれが見事に当てはまっている。

【高松宮記念、馬体重別着度数(過去10年)】
▼480kg以上「10-9-7-97」
▼480kg未満「0-1-3-50」

 今週木曜日にJRAが発表した「調教後の馬体重」では、上位人気が予想される2頭がボーダーラインのちょうど480kgと発表されている。

 その2頭とはダノンスマッシュダイアトニック。ともにG1初制覇を狙う安田隆行厩舎の5歳牡馬だ。ダノンスマッシュは、前走のオーシャンS(G3)に自己最高の478kgで出走し快勝。今回がプラス2kg以上なら好走条件の480kgをクリアする。

 一方のダイアトニックは前々走の484kgから前走の阪急杯(G3)は470kgと14kgも馬体重を減らしていた。今回プラス10kg以上なら好走条件を満たすことになる。木曜日時点では2頭とも480kgちょうどなので、レースまでにこれを維持できるかがポイントになる。

 次に2つ目の傾向を思い出してほしい。馬体重増加組の苦戦だ。高松宮記念がG1に昇格した1996年以降、前走からプラス体重で優勝した馬は2007年のスズカフェニックスただ1頭。それ以外の優勝馬23頭はマイナス体重もしくは増減なしでレースに臨んでいた。

【高松宮記念、馬体重増減別着度数、1996年以降】
▼今回増「1-9-10-113」
▼同体重「6-1-3-51」
▼今回減「17-13-11-181」

 もうお気づきだろうか。2つの傾向をダノンスマッシュとダイアトニックに当てはめると、2頭は絶対に2つの好走条件を満たせないのだ。

 1つ目の好走条件(480kg以上で出走)を満たすためには、前走からプラス体重で臨まなければいけない。しかし、そうなると前走からマイナス体重もしくは増減なしという2つ目の条件を満たすことができなくなる。

「馬体重」というファクターで予想を組み立てれば、当日の馬体重発表を待つことなく、「ダノンスマッシュとダイアトニックのアタマ(1着)はなし!」と断言できてしまうのだ。2頭はデータを裏切るような激走を見せることはできるだろうか。

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